旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

観世音寺

2011年09月16日 | 旅 歴史
 福岡県太宰府市観世音寺にある観世音寺です。
 観世音寺は天智天皇が母の斉明天皇の冥福を祈り、80年の歳月をかけて天平18年(746)に建立した勅願寺です。創建時には七堂伽藍を配した大寺院だったそうです。
 大宰府政庁域の東に接して創建されていたので「府大寺」と称され、天平宝字5年(761)には境内に戒壇院が置かれ、西日本随一の寺院といわれたそうです。源氏物語にも登場し鎮西第一の巨刹と称されました。
 現在は江戸時代初めに再建された講堂(本堂)と金堂(阿弥陀堂)のみが残るだけです。境内にある白鳳期の梵鐘(ぼんしょう)は、西暦681年に筑前国糟屋郡多々良で鋳造された日本最古の梵鐘で国宝に指定されています。京都・妙心寺の梵鐘と兄弟鐘といわれています。
 鐘楼の裏手には「観世音寺宝蔵」があり平安時代から鎌倉時代にかけての仏像13体などが展示されています。これらはすべて国の重要文化財に指定されています。

下記のサイトにもお立ち寄りください!
http://ogino.okoshi-yasu.com/
日記@BlogRanking


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする