兵庫県加東市畑に朝光寺があります。
朝光寺の本堂は間口7間、奥行7間、単層、寄棟造り、本瓦葺きで、応永20年(1413)に建立されています。昭和29年(1954)に国宝に指定されました。本堂内にある厨子の墨書から応永20年に京都の三十三間堂から千手観音像一体を譲り受けて本尊として祀った事が記されています。厨子も本堂と同じ時に作られ、本堂の附指定で、同じく国宝に指定されています。
本堂は19.57m四方と大きな建物です。3間の向拝が付いていますが、これは文政12年(1829)に改造されたものです。礼拝のための外陣があり、その奥に仏像を安置する内陣があります。内陣の三方を取り囲むように1間幅の脇間が設けられています。
外陣と内陣の間には格子戸と菱欄間があり、人と仏の空間を厳密に区分しています。和様を基調としていますが、扉の桟唐戸や組物中備の双斗などには唐様を取り入れています。密教寺院の折衷様の典型ともいうべき貴重な建物で、鶴林寺本堂とともに折衷様の終末期を代表する建物です。
朝光寺の本尊は2体の十一面千手千眼観音像です。2体とも秘仏として本堂の厨子内に祀られています。向かって右側に安置されている東本尊は、権現山の山頂から現在地に移された際に安置されたもので、平安時代後期の作とみられます。左側に安置されている西本尊が三十三間堂から譲り受けた千手観音像です。
下記のサイトにもお立ち寄りください!
http://www.ueda.ne.jp/~ogino/japan/
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朝光寺の本堂は間口7間、奥行7間、単層、寄棟造り、本瓦葺きで、応永20年(1413)に建立されています。昭和29年(1954)に国宝に指定されました。本堂内にある厨子の墨書から応永20年に京都の三十三間堂から千手観音像一体を譲り受けて本尊として祀った事が記されています。厨子も本堂と同じ時に作られ、本堂の附指定で、同じく国宝に指定されています。
本堂は19.57m四方と大きな建物です。3間の向拝が付いていますが、これは文政12年(1829)に改造されたものです。礼拝のための外陣があり、その奥に仏像を安置する内陣があります。内陣の三方を取り囲むように1間幅の脇間が設けられています。
外陣と内陣の間には格子戸と菱欄間があり、人と仏の空間を厳密に区分しています。和様を基調としていますが、扉の桟唐戸や組物中備の双斗などには唐様を取り入れています。密教寺院の折衷様の典型ともいうべき貴重な建物で、鶴林寺本堂とともに折衷様の終末期を代表する建物です。
朝光寺の本尊は2体の十一面千手千眼観音像です。2体とも秘仏として本堂の厨子内に祀られています。向かって右側に安置されている東本尊は、権現山の山頂から現在地に移された際に安置されたもので、平安時代後期の作とみられます。左側に安置されている西本尊が三十三間堂から譲り受けた千手観音像です。
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