旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

浄土寺浄土堂

2015年04月10日 | 旅 歴史
 兵庫県小野市浄谷町に浄土寺があります。
 浄土堂は間口3間、奥行3間、屋根は本瓦葺きの宝形造りです。1間の幅が20尺(約6m)と広く、規模の大きな建物です。建久5年(1197)に上棟した建物で、数少ない大仏様(天竺様)建築の遺構として知られ、明治34年(1901)に国宝に指定されています。屋根の隅棟の稜線は反りがなく直線的です。内部には天井を張らずに屋根材を意匠的に見せています。。
 浄土堂の柱にはエンタシスの技法が使われています。天井が高く見えるよう、上部に行くにつれ先細りさせているのです。重源が宋で学んだ大仏様(天竺様)という建築技法で、太い円柱に差し込まれた肘木、それにかかる虹梁、鼻隠板を打った軒などにその特徴が伺えます。東大寺南大門とともに大仏様を伝える貴重な建物で、お堂としてはわが国唯一のものです。
 内部に安置されている阿弥陀三尊像は丈六の巨木木像で、建久6年(1195)に快慶が彫り上げたものです。阿弥陀如来像は530cm、両脇侍像は370cmです。背後の蔀戸(しとみど)からさしこむ西日が床に落ち、その反射を背景に、西方浄土から雲に乗り、早来迎される阿弥陀三尊像を拝することができるそうです。阿弥陀三尊像は明治34年(1901)に国宝に指定されています。

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