旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

三井寺金堂

2016年01月22日 | 旅 歴史
 滋賀県大津市園城寺町に三井寺(園城寺)があります。
 三井寺の金堂は寺の本堂にあたり、食堂の上方に位置しています。貞和年間(1345-1350)に再建された金堂は文禄4年(1595)の破却の際、比叡山の西塔に移されてしまいました。現在の金堂は慶長4年(1599)に豊臣秀吉の正室である北政所によって再建されたもので、三井寺境内でもひときわ大きく威容を誇っています。
 絶対の秘仏である本尊の弥勒菩薩は、1300年前の三井寺創建時に、天武天皇から賜わったと伝えられています。この弥勒菩薩は三国伝来の霊仏で、中国天台宗の高祖慧思禅師が修行されている時に降臨された弥勒菩薩が自らの分身として残された3寸2分の像であるということです。
 金堂は間口7間、奥行7間、単層、入母屋造り、3間の向背が付いた大きな建物です。素木造りと檜皮(ひわだ)葺きの屋根が風格をみせています。内部は延暦寺根本中堂と同じく、内陣が外陣より一段低い土間になっています。これは天台密教の本堂にある独特な構造です。金堂は園城寺金堂として明治39年(1906)に国宝に指定されています。

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