旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

弘誓寺本堂

2016年09月24日 | 旅 歴史
 滋賀県東近江市五個荘金堂町に弘誓寺(ぐぜいじ)があります。
 弘誓寺の本堂は宝暦14年(1764)に高木作右衛門を棟梁に建立されました。高木家は江戸時代に蒲生郡を中心に活躍した大工集団で、京都の東寺五重塔や三重の専修寺如意堂など多くの社寺建築を手掛けました。
 本堂は間口5間、奥行5間、単層、入母屋造り、本瓦葺きで、正面に3間の向拝があり、背面に後堂が付いています。外周3面にゆったりとした落縁や広縁を巡らしています。柱は全て丸柱を使い、高い天井のある外陣の柱間には紅梁形飛貫を縦横に架け、柱上に出組組物を置き、紅梁上にも中備に出組組物と蟇股を配しています。
 本堂の天井はすべて小組格天井をきれいに割り付けています。18世紀の典型的な大型真宗本堂で、京都の東本願寺阿弥陀堂のモデルにもなっています。弘誓寺本堂は昭和62年(1987)に国の重要文化財に指定されています。

下記のサイトにもお立ち寄りください!
http://www.ueda.ne.jp/~ogino/japan/


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