旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

正明寺

2016年09月07日 | 旅 歴史
 滋賀県蒲生郡日野町大字松尾に正明寺があります。
 法輪山正明寺は黄檗宗のお寺です。黄檗宗は臨済宗の1分派で、明の黄檗山萬福寺の隠元が、承応3年(1654)に来日し、京都宇治に黄檗山萬福寺を建立し、広めた宗派です。 正明寺境内には山門、本堂、禅堂、鐘楼、経蔵、開山堂が建ち並んでいます。
 正明寺は聖徳太子の創建と伝えられる古刹で比叡山延暦寺系の地方大寺として栄えましたが、織田軍の兵火で消失してしまいました。江戸時代の初め、後水尾天皇の命により、寛文4年(1664)龍渓(りゅうけい)禅師が入山して再興されました。黄檗禅の中本山になり、数多くの名僧を輩出しました。
 本堂は旧京都御所の清涼殿で国の重要文化財です。本尊である千手観音立像及び脇侍の毘沙門天と不動明王は、室町期の作といわれ、国の重要文化財に指定されています。千手観音の像高は約120cm、毘沙門天は約70cm、不動明王約64cmで、寄木造り、玉眼の造りです。

下記のサイトにもお立ち寄りください!
http://www.ueda.ne.jp/~ogino/japan/


日本一周 ブログランキングへ

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村


http://blog.fc2.com/
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする