旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

十輪院

2023年08月23日 | 旅 歴史

 奈良県奈良市十輪院町に十輪院(じゅうりんいん)があります。
 雨宝山(うほうざん)十輪院は真言宗醍醐派のお寺です。寺伝によると霊亀元年(715)、右大臣・吉備真備の長男である朝野魚養(うおかい)が元正天皇の旧殿を拝領し創建したと伝えられています。もと元興寺の奥の院で、飛鳥坊とか南光院と称しました。
 弘仁2年(811)、空海(弘法大師)が滞在したとき以来真言宗になり、中世には寺運も隆盛しましたが、天正13年(1585)に豊臣秀長に没収され、その後も兵乱により堂宇宝物など大被害を受け衰退しました。
 慶長7年(1602)に徳川家康より、添上郡肘塚町・法華寺町内に寺領50石の寄進を受け、本堂、石仏龕などが修復され、地蔵信仰の高まりとともに次第に寺勢は興隆しました。明治維新後は校倉の宝蔵を手放すなど、衰退しましたが、昭和30年(1955)には本堂、南門が文化財としての解体大修理がなされ現在に至ります。

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