私は家ではケータイは携帯していない。それで電話やメールがあっても気づかないことが多々ある(ですので、私に連絡がある方はPCの方へメールを下さい)。それで昨日も去年の社会学専修の卒業生のM君から明け方(午前4時!)にケータイに届いたメールに気づくまでに半日以上かかってしまった。それにしても、なんだろう、こんな時刻にメールを送って来るとは、と思いつつ開いたら、自分の書いた記事が3月31日の読売新聞の夕刊の社会面のトップに載っているから見て下さいと書いてあった。彼は読売新聞に入社して、富山支局で記者をしているのである。その記事というのは、富山県射水市の市民病院で患者7名が延命措置の中止で死亡した問題に関連するもので、M君がある患者の家族に取材して、治療責任者の外科部長(50)について「いい先生。家族は恨んでいない」というコメントを引き出したものだった。卒業のときに、私が、「君の書いた記事が新聞に載ったら教えてくれ」と言ったのをM君は覚えていたのである。もっともこれはM君が書いた初めての記事ではないだろう。地方版の小さな記事ならすでに書いているはずである。今回、彼がわざわざ私に、それも午前4時に、メールを送ってきたのは、彼にとってこの記事が新聞記者冥利に尽きるものであったからだろう。メールの文面からも彼の高揚した気分が伝わってきた。
夜、二文の社会・人間系専修基礎演習(4)の受講生29名(全員新入生)にメールを出す(ただしワセダネットのメールアドレスを未取得の1名を除いて)。担任としての挨拶を兼ねて、ワセダネットのメールを彼らがすでに読める状態にあるのかを確認するためである。去年のクラスはこの時期のワセダネットのメールアドレス取得率が5割程度であったことを考えると、今年のクラスは手続きの迅速な学生が多い。もっとも自分のよく使っているアドレス(たとえばケータイのアドレス)に転送設定までしている者は稀であろう。事実、送信から2時間が経過した現時点で、返信のあったのはS君という学生一人だけである(即レスだったのでびっくりした)。転送設定のやり方については最初の授業で教えてやろう。とにかく1年生のクラス担任の仕事は、教員と学生、そして学生同士が円滑なコミュニケーションをとれるように案配することである。29名の学生は男子10名、女子19名である。すでにかなり前から一文の社会学の演習(とくに調査実習)は男子<女子なのであるが、二文の基礎演習では初めての事態である。二文の入試は今回が最後だから、最初にして最後の事態ということになる。おそらく今年のクラスの手続きの迅速さと女子学生の比率の高さとは無関係ではあるまい。
夜、二文の社会・人間系専修基礎演習(4)の受講生29名(全員新入生)にメールを出す(ただしワセダネットのメールアドレスを未取得の1名を除いて)。担任としての挨拶を兼ねて、ワセダネットのメールを彼らがすでに読める状態にあるのかを確認するためである。去年のクラスはこの時期のワセダネットのメールアドレス取得率が5割程度であったことを考えると、今年のクラスは手続きの迅速な学生が多い。もっとも自分のよく使っているアドレス(たとえばケータイのアドレス)に転送設定までしている者は稀であろう。事実、送信から2時間が経過した現時点で、返信のあったのはS君という学生一人だけである(即レスだったのでびっくりした)。転送設定のやり方については最初の授業で教えてやろう。とにかく1年生のクラス担任の仕事は、教員と学生、そして学生同士が円滑なコミュニケーションをとれるように案配することである。29名の学生は男子10名、女子19名である。すでにかなり前から一文の社会学の演習(とくに調査実習)は男子<女子なのであるが、二文の基礎演習では初めての事態である。二文の入試は今回が最後だから、最初にして最後の事態ということになる。おそらく今年のクラスの手続きの迅速さと女子学生の比率の高さとは無関係ではあるまい。