午前中、フィールドノートの更新(前日分)、研究ノートの更新(本日分)、学生からの問い合わせのメールに返信。問い合わせのメールは二文の3年生からのもので、アドバイザーの申請用紙に私の名前を書いてもよいかというもの。アドバイザーというのは、二文独自の制度で、3年生の個人担任のようなもの。学生が希望する教員を申請し、希望学生が多い場合は意に添えない場合もあるが、たいていは希望が通る。しかし、この制度を知らない学生も少なくなく、何かのおりに「あなたのアドバイザーは誰ですか?」と聞かれて、「アドバイザーって何ですか?」と聞き返してくる学生もいる。今回、問い合わせをしてきた学生は、私の講義(大教室)は取ったことがあるものの、私とは直接の面識がないことを気に掛けて、わざわざ事前に打診してきたのである。「面識のあるなしは問題ではありません。私の名前を書いてもらって結構です」と返信した。
「日本の古本屋」で購入した本の代金を振り込みに郵便局と銀行に行く。よく晴れた気持ちのいい日だ。用事を済ませてから、栄松堂をのぞく。アンドリュー・ポーター『帝国主義』(岩波書店)、関川夏央『「坂の上の雲」と日本人』(文藝春秋)、『歴史に好奇心』4・5月号、『将棋世界』5月号を購入。
「とん清」で昼食(ロースカツ定食)。食事をしながら、買ったばかりの雑誌をぱらぱらと眺める。『歴史に好奇心』は教育テレビの番組「知るを楽しむ」のテキストだが、テーマが月替わりで、5月のテーマは「明治美人帖」。写真術の発達と美人写真と美人観の関係を論じたもので、当時の美人写真がたくさん載っているのだが、明治40年に行われた美人写真コンテストで一等となった末弘ヒロ子(当時16歳。女子学習院中等部在学中)と、イギリスの外交官アーネスト・サトウが「涼しい目とすばらしい眉」と絶賛した外相陸奥宗光の妻亮子、この二人の美しさが際立っていた。
一方、『将棋世界』5月号は恒例の順位戦最終局特集。昇級や降級を賭けてギリギリの闘いを盤上で繰り広げる棋士たちの写真がたくさん載っている。勝者よりも敗者の写真によいものが多いのは、見る側が「敗者の写真」と知って見ているからだろうか。何も知らない人に写真を見せて、どれが勝者でどれが敗者だと思うかと尋ねたら正解率はどれくらいになるのだろうか。
「日本の古本屋」で購入した本の代金を振り込みに郵便局と銀行に行く。よく晴れた気持ちのいい日だ。用事を済ませてから、栄松堂をのぞく。アンドリュー・ポーター『帝国主義』(岩波書店)、関川夏央『「坂の上の雲」と日本人』(文藝春秋)、『歴史に好奇心』4・5月号、『将棋世界』5月号を購入。
「とん清」で昼食(ロースカツ定食)。食事をしながら、買ったばかりの雑誌をぱらぱらと眺める。『歴史に好奇心』は教育テレビの番組「知るを楽しむ」のテキストだが、テーマが月替わりで、5月のテーマは「明治美人帖」。写真術の発達と美人写真と美人観の関係を論じたもので、当時の美人写真がたくさん載っているのだが、明治40年に行われた美人写真コンテストで一等となった末弘ヒロ子(当時16歳。女子学習院中等部在学中)と、イギリスの外交官アーネスト・サトウが「涼しい目とすばらしい眉」と絶賛した外相陸奥宗光の妻亮子、この二人の美しさが際立っていた。
一方、『将棋世界』5月号は恒例の順位戦最終局特集。昇級や降級を賭けてギリギリの闘いを盤上で繰り広げる棋士たちの写真がたくさん載っている。勝者よりも敗者の写真によいものが多いのは、見る側が「敗者の写真」と知って見ているからだろうか。何も知らない人に写真を見せて、どれが勝者でどれが敗者だと思うかと尋ねたら正解率はどれくらいになるのだろうか。