ゆずの歌に『月曜日の週末』というのがある。不思議なタイトルだが、私にはこの感覚がわかる。私は土曜日は休日ではない。講義が2コマある(昨年度は3コマもあった)。その代わり、というわけではないのだが、月曜日は大学に出なくてよい。だから日曜日と月曜日、この2日間が私にとっての週末なのである。
午前10時に予約をしていた近所の歯科に行く。左上の奥歯のレントゲンを撮る。歯根の周辺にとくに炎症らしきものはないが、親不知が浅い場所にあってそれが奥歯を押している可能性はあるという。「それと大久保さんは歯を食いしばる癖はありませんか?」と言われた。奥歯の横の頬の内側によく歯を食いしばる人に特有の瘢痕が出来ているとのこと。長時間パソコンの画面を見ている人に多い癖らしい。し、知らなかった。もし手元に「へぇ~」ボタンがあったら連打するところだった。確かに私は毎日長時間パソコンの前に座っている。しかし、と私は思った、歯を食いしばる癖は子供の頃からのものであろう。私は人前で涙を流さない子供であった。辛いとき、悲しいとき、私は歯を食いしばって耐えてきた。じっと我慢の子であった(ある年齢以上の人にしか通じないフレーズか)。そうやって生きてきたツケが、いま、左上の奥歯の痛みとして回ってきたのであろう。人生の痛みなのだ(と勝手に物語化してみる)。とりあえず左上の奥歯の負担を緩和するべくかみ合わせの部分を少し削って、様子を見ることになった。
歯科から戻り、録画してあったTVドラマ『医龍』の初回を観る。劇画タッチの病院ドラマで、昔、織田裕二が主演したTVドラマ『振り返れば奴がいる』を彷彿とさせるところがある。稲森いずみが野心家の外科の助教授を演じている(!)。かなり無理があると思うが、応援しないわけにはいくまい。来週も観ることにする。
昼食をとりがてら散歩に出る。やぶ久の日替わりランチ(天丼ときつねうどんのセット)。天丼、きつねうどんとも単品のものより小振りで、一緒に食べてちょうどよい分量。旨かった。電車に乗ってひとつ隣の川崎まで散歩の足を伸ばす。さくらやとヨドバシカメラでモバイルパソコンを見て回る。実際にさわってみたが、VAIOかFMVかまだ決めかねている。あおい書店で、マーク・カランスキー『1968 世界が揺れた年』前編・後編(ソニーマガジンズ)、宮沢彰夫『「資本論」も読む』(WAVE出版)、竹内洋・佐藤卓己編『日本主義的教養の時代』(柏書房)を購入。領収証(10815円)をしっかりもらう。いつもなら一般の書店で本を購入したときはレシートも捨ててしまうのだが、今年度は科研費が150万ほど下りることになったので、本代は全部領収証をとっておくことにするのだ。東急ハンズを覗く。店内を見て周りながら、「あれ、意外に高いな」と感じたのは、無印良品と勘違いしていたからである。4月始まり来年3月までのカレンダーを売っていたので購入。すでに手帳の方はずっと以前から3月まで記入できるタイプのものを使っているが、カレンダーは1月から12月までのものを使っている(というか、そういうタイプしか見たことがなかった)。これで手帳とカレンダーが同じコンセプトで揃ったわけだ。喉が渇いたので、サブウェイでメロンソーダフロートを注文したところ、氷の入った透明なコップとカップ入りのアイスクリームを渡されたので驚いた。自分でメロンソーダーを機械から注ぎ、そこに自分でアイスクリームを載せるというシステムである。完成品でなく部品を渡されて自分で組み立てなさいというわけで、通りで290円と安価なわけだ。でも、どうせならサクランボも一個付けてほしかった。駅構内の売店で川崎大師名物の葛餅を家族の土産に買って帰る。
川崎から蒲田に戻ってみると、蒲田駅前のレトロな感じが印象的である。川崎は川崎、蒲田は蒲田。蒲田は「三丁目の夕日」路線でいけばいいのではなかろうか。ビルとビルの間の小さな路地に私が子供の頃からやっている豆屋さんがある。調理した豆ではなく、大豆や小豆などを量り売りする店である。店番のお婆さんが横を向いているスキに鳩がやってきて商品をついばんでいる。ディスカウントチケット店で映画『寝ずの番』のチケット(千円)を一枚購入。今日、やぶ久で食事をしながら読んだ『週刊文春』のシネマ評で☆印が多かったので。シネスイッチ銀座でやっている。明日、教授会が夕方までに終わってくれたら、観に行くことにしよう。夜、食後に葛餅を食べてから、TVドラマ『トップキャスター』の初回を観る。まったくの期待外れ。いくら天海祐希と矢田亜希子が出ていても、こんな脚本では、とても観る気にはなれない。
今さら遅いとか 早いとか 言わない方がいいんだけど
あえてあからさまに曖昧にどっちでもいいと言ってくれ
雨が強くて よく晴れてたっぽい 月曜日の週末は
あからさますぎて大事な事がわからない
そんなことはよくある話だと君は笑うかもしれないけれど
いつも僕は考えこむのさ ずっと
ゆず「月曜日の週末」
午前10時に予約をしていた近所の歯科に行く。左上の奥歯のレントゲンを撮る。歯根の周辺にとくに炎症らしきものはないが、親不知が浅い場所にあってそれが奥歯を押している可能性はあるという。「それと大久保さんは歯を食いしばる癖はありませんか?」と言われた。奥歯の横の頬の内側によく歯を食いしばる人に特有の瘢痕が出来ているとのこと。長時間パソコンの画面を見ている人に多い癖らしい。し、知らなかった。もし手元に「へぇ~」ボタンがあったら連打するところだった。確かに私は毎日長時間パソコンの前に座っている。しかし、と私は思った、歯を食いしばる癖は子供の頃からのものであろう。私は人前で涙を流さない子供であった。辛いとき、悲しいとき、私は歯を食いしばって耐えてきた。じっと我慢の子であった(ある年齢以上の人にしか通じないフレーズか)。そうやって生きてきたツケが、いま、左上の奥歯の痛みとして回ってきたのであろう。人生の痛みなのだ(と勝手に物語化してみる)。とりあえず左上の奥歯の負担を緩和するべくかみ合わせの部分を少し削って、様子を見ることになった。
歯科から戻り、録画してあったTVドラマ『医龍』の初回を観る。劇画タッチの病院ドラマで、昔、織田裕二が主演したTVドラマ『振り返れば奴がいる』を彷彿とさせるところがある。稲森いずみが野心家の外科の助教授を演じている(!)。かなり無理があると思うが、応援しないわけにはいくまい。来週も観ることにする。
昼食をとりがてら散歩に出る。やぶ久の日替わりランチ(天丼ときつねうどんのセット)。天丼、きつねうどんとも単品のものより小振りで、一緒に食べてちょうどよい分量。旨かった。電車に乗ってひとつ隣の川崎まで散歩の足を伸ばす。さくらやとヨドバシカメラでモバイルパソコンを見て回る。実際にさわってみたが、VAIOかFMVかまだ決めかねている。あおい書店で、マーク・カランスキー『1968 世界が揺れた年』前編・後編(ソニーマガジンズ)、宮沢彰夫『「資本論」も読む』(WAVE出版)、竹内洋・佐藤卓己編『日本主義的教養の時代』(柏書房)を購入。領収証(10815円)をしっかりもらう。いつもなら一般の書店で本を購入したときはレシートも捨ててしまうのだが、今年度は科研費が150万ほど下りることになったので、本代は全部領収証をとっておくことにするのだ。東急ハンズを覗く。店内を見て周りながら、「あれ、意外に高いな」と感じたのは、無印良品と勘違いしていたからである。4月始まり来年3月までのカレンダーを売っていたので購入。すでに手帳の方はずっと以前から3月まで記入できるタイプのものを使っているが、カレンダーは1月から12月までのものを使っている(というか、そういうタイプしか見たことがなかった)。これで手帳とカレンダーが同じコンセプトで揃ったわけだ。喉が渇いたので、サブウェイでメロンソーダフロートを注文したところ、氷の入った透明なコップとカップ入りのアイスクリームを渡されたので驚いた。自分でメロンソーダーを機械から注ぎ、そこに自分でアイスクリームを載せるというシステムである。完成品でなく部品を渡されて自分で組み立てなさいというわけで、通りで290円と安価なわけだ。でも、どうせならサクランボも一個付けてほしかった。駅構内の売店で川崎大師名物の葛餅を家族の土産に買って帰る。
川崎から蒲田に戻ってみると、蒲田駅前のレトロな感じが印象的である。川崎は川崎、蒲田は蒲田。蒲田は「三丁目の夕日」路線でいけばいいのではなかろうか。ビルとビルの間の小さな路地に私が子供の頃からやっている豆屋さんがある。調理した豆ではなく、大豆や小豆などを量り売りする店である。店番のお婆さんが横を向いているスキに鳩がやってきて商品をついばんでいる。ディスカウントチケット店で映画『寝ずの番』のチケット(千円)を一枚購入。今日、やぶ久で食事をしながら読んだ『週刊文春』のシネマ評で☆印が多かったので。シネスイッチ銀座でやっている。明日、教授会が夕方までに終わってくれたら、観に行くことにしよう。夜、食後に葛餅を食べてから、TVドラマ『トップキャスター』の初回を観る。まったくの期待外れ。いくら天海祐希と矢田亜希子が出ていても、こんな脚本では、とても観る気にはなれない。
今さら遅いとか 早いとか 言わない方がいいんだけど
あえてあからさまに曖昧にどっちでもいいと言ってくれ
雨が強くて よく晴れてたっぽい 月曜日の週末は
あからさますぎて大事な事がわからない
そんなことはよくある話だと君は笑うかもしれないけれど
いつも僕は考えこむのさ ずっと
ゆず「月曜日の週末」