8時、起床。カレーとトーストと牛乳の朝食。
昨日から10月。今年も残り3ヶ月となった。明日辺りから一気に季節が進むようだ。杉田久女の句「紫陽花に秋冷いたる信濃かな」が頭に浮かぶ。
仕事の資料をトートバッグに入れて、「ルノアール」へ行く。11時から1時まで集中してやって終らせる。最初にコーヒー(540円)を頼み、1時間ほど経過した頃、追加(+110円)でモーニングセットにしてもらった。
自宅に戻り、少し昼寝をしてから、再び外出。「緑のコーヒー豆」で、昨日古本市で購入した、A・H・Z・カーの作品集『誰でもない男の裁判』の表題作を読む。無神論者の作家が講演中に銃で撃たれて死んだ。犯人は記憶喪失の男(ジョン・ノーボディ=誰でもない男)で、「声」が自分にその作家を撃つように命じたのだと言った。その講演会場に居合わせたミラード神父は調査委員会の委員長として男と面会し、法は男に対して最も寛大な措置をもってあたるべきであるとの見解を発表する。やがて世間の注目する中、男の裁判が開かれ、ミラード神父は弁護側の証人として出廷する。そこで神父は、突然、それまでの見解と異なる意見を述べる・・・・。よく作り込まれたミステリーだと思う。傑作と呼んでいい水準の作品だろうと思う。50頁ほどの長さの作品だが、少し長居をして、読み終えてから店を出る。
ユザワ屋の文具館に寄って、文具小物をあれこれ購入。
日が暮れるのが早くなる一方、、節電はまだ続いているので、街が暗く感じられる。「秋の夜長」という言葉に実感が伴ってきた。