10時、起床。久しぶりの朝寝坊である(会社務めの人からすれば、8時起床というのは恒常的な朝寝坊なのであろうが、就寝時刻が遅いので許してね)。
午後、小雨の中を散歩に出る。ツツジが目につく季節になった。
「テラス・ドルチェ」で昼食。チキンピラフとコーヒー。チキンピラフはトマトケチャップで調理された懐かしい味。
妻と息子にたこ焼きを買って帰ったら、妻は買物に出ていたので、息子と二人で食べる(二人前は多かった)。
録画だけして観ていなかった『クレオパトラな女たち』の第一話からと第三話を続けて観た。父親の借金の返済のために大学病院を辞めて美容整形のクリニックで働き始めた医師(佐藤隆太)が主人公だが、クリニックで働く女性たち(主人公の他は医師も看護師も全員女性)や、クリニックを訪れる女性たち(ときに男性も)の言動が興味深い。「親からもらった顔や体」に加工を施すということには、何となく(あるいは強い)抵抗があるというのが一般的な感覚だと思うが、見た目を変えることでいまの自分を変えたいと思うことも、同様に、一般的な願望だと思う。願望があるところドラマあり。大石静の脚本がいい。
もし望みどおりの顔になることができたら、どんな顔になりたいか、考えたことのない人はいないだろう。俳優の誰かを思い浮かべる、ということは私にはない。私が思い浮かべるのは、文士である。たとえば志賀直哉。
高原の青空が夏の日の思い出のような気がする。