フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

5月28日(月) 晴れ

2012-05-29 02:37:01 | Weblog

  8時、起床。1時間ほど経ってから、朝食をとりに3階のホールへ。今日はパンを選択。11時半に卒業生のMさんとランチの約束があるので、食事は控えめにしておく(といいつつ、それなりの量を食べる)。南瓜の冷たいスープが美味しかった。

  部屋に戻り、シャワーを浴び、バッグに荷物を詰め、チェックアウトの時刻(11時)まで日誌を書く。

  11時にMさんが車で迎えに来てくれ、鷹匠町にある「草や」で昼食をとる。古民家を改装した店内は落ち着いた雰囲気で、女性客がいっぱい。料理は日替わりの定食のみで、野菜が中心。とてもやさしい味である。Mさんは1年前に大きな手術をしてから、野菜中心の食生活になった。家族の食事も彼女の担当になり、毎日、野菜を使った料理を考えている。仕事は、現在、休職中。近くのテーブルに仕事関係で顔見知りの方がいたようで、こちらを見て会釈をされたので、私も会釈を返す。たぶん、その方は私をMさんの父親だと勘違いされたのではないかと思う。私とMさんには目が大きいという共通点がある。

  はりまや橋の交差点の近くの駐車場に車を入れて、腹ごなしに、高知で一番の繁華街である、帯屋町のアーケードを歩く。Mさんは、小柄な体に似合わず、歩くのが早い。ちょっと私が気を抜くと(散歩中の私は写真を撮るのでどうしても歩く速度が落ちる)、Mさんが私の前方を歩いている。大きな病気をした人とは思えない。闘病中なんて冗談なんじゃないかとつい思ってしまう。でも、Mさんの腕には点滴の注射の跡がたくさんある。ああ、やっぱり闘病中というのは本当だったんだと思う。

  空港に送ってもらう途中で、桂浜に立ち寄る。高知に来てここに寄らずに帰るわけにはいかない。思っていたよりも小さな(短い)浜辺である。それにしても今日は天気がいい。日向にいると日焼けをしそうだ(実際、日焼けした)。喉も渇く。みやげ物屋でゆずスカッシュを作ってもらって飲む。冷たくて、生き返るような気分。竜王岬からの眺めはなかなかよかった。火曜サスペンス劇場みたいだ。風も心地よい。

  高知龍馬空港には出発時刻の1時間前に到着。Mさんとはここでお別れだ。今日はどうもありがとう。お元気で。

 

  羽田空港には5時30分到着。飛んでいる時間はたった1時間。往きのJRの6時間が嘘みたいである。空港からは京急バスで蒲田東口まで。バスを待っている時間も含めて、飛行機に乗っている時間と同じ、1時間かかった。帰宅してすぐにメールのチェック。日常に戻るのも早い。