フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

5月17日(木) 晴れ

2012-05-18 10:12:47 | Weblog

  8時、起床。ハム、チーズ、バター、キャベツ、リンゴジュース、紅茶の朝食。

  昼から大学へ。昨日は会議漬けの一日だったが、今日は学生相手の一日になる。

  昼食は「たかはし」の刺身(初鰹)定食。

  3限は大学院の演習。

  4限はゼミ3年生のグループ発表の事前相談。

  5限は必修基礎演習のグループ発表の事前相談。

  6限は講義「日常生活の社会学」。いつもは講義資料(パワポのスライド)を前夜にコースナビにアップしておくのだが、今回はそれを忘れてしまった。アップしたつもりでアップしていなかったのだ。5限の頃に学生から問い合わせのメールが来て、そのことに気づき、すぐにアップしたが、ダウンロードできずに教室に来た学生が多かった。しかし考えてみると、事前にパワポのスライドをアップしておくことがよいかどうかは微妙なところがある。そこには授業の展開が示されているわけで、いってみれば、映画を見る前に売店でプログラムを購入してそこに書かれているストーリーを読むようなもので、いわゆる「ネタバレ」になってしまう。授業中に私がある問いを発しても、学生は自分の頭で考える前に、手元の資料をめくればそこに答えが書いてあるわけだ。授業の展開があらかじめわかってしまっていると、「この先議論はどう展開していくのだろう」という面白さは失われる。それでも資料を事前にアップするのは、学生が授業を受けながら、そこに書き込み(私が授業中に話したことや、学生自身が考えたこと)ができるようにするためである。スライドだけで資料を見せると、それを全部ノートにとろうとする学生がけっこういる。それは大変だし、ノートをとる作業に気をとられて、私の話が耳に入っていないということもある。一長一短だが、最近は、授業中に映すスライドとコースナビに事前にアップしておくスライドを多少変えて、答えの部分のスライドは事前にアップする資料からは外すとかの工夫をしている。ほかにもあれこれ試行錯誤をしているところである。

  4つ連続(午後1時から7時45分まで)はさすがに疲れた。長時間の会議は気分的に疲れ、長時間の授業は頭が疲れる。連続の授業は3つが限度のように思う。

  8時過ぎに大学を出る。夕食は蒲田の「満月」で、天ざるを食べる。

  10時、帰宅。風呂を浴びてから『37歳で医者になった僕』の第6話(録画)を観る。紺野先生が医者になった理由が明らかになる。『ハゲタカ』の鷲津が銀行マンを辞めたときのエピソードと同じだ。