7時半、起床。シャワーが(お湯になるまでの間)冷たく感じるようになった。8月中は爽快だったのだが、今日は滝に打たれる行者の気分だった。
ハムトースト、紅茶、メロンの朝食。牛乳をちょうど切らしていたので紅茶になったが、紅茶が朝の定番になるにはまだ早い。
午前中は原稿書き。思うように進まず、じれったい。
昼から大学へ。電車の中で査読を依頼されている論文に目を通す。
昼食は「五郎八」で。メニューを見て、上段(温かいそばうどん)にある京にしんそばを冷やしでお願いできますかと女将さんに聞いたら、はい、できますというので注文する。Kの別荘を訪ねたときに「香草庵」で食べた冷やしにしんそばが美味しかったからだ。うん、確かににしんそばは冷やしで食べても美味しい(もちろんにしんは温かい)。 ただし、キュウリはなくていいんじゃないかな。
教務室に置いてある私物の本や報告書の類を研究室に運ぶ。生協戸山店でもらった大きな紙の手提袋に詰め込んで教務室と研究室を何度も往復する。けっこうな運動である。運び込んだ本や報告書はとりあえずテーブルの上に積んでおいた。これの整理は後日だ。あと教務室に残っているのは諸々の会議の資料だけだ。ただし、これがかなりの量で、整理にはもう一日かかりそうだ。
5時半頃、大学を出る。
「キッチン オトボケ」が新装開店していた(入っていこうとしているのは「ごんべえ」のご主人)
まだ明るかったので、神楽坂で下車して一駅歩くことにした。今日はジムへはいけないので、その代わりだ。
脇道に咲いていた薄紫色の花(名前は知らない)
「トンボロ」に寄っていく
明るすぎず暗すぎないこの店のカウンター席が気に入っている
「トンボロ」で30分ほど日誌を書いて外に出ると、すでに夕暮れというよりもほとんど夜になっていた。秋の日はつるべ落とし。神楽坂を下まで歩き、「紀の善」でお土産を買って帰る。
抹茶ババロア、あんみつ、餡豆かんを購入
帰りの電車の中で、今日生協で購入した植草甚一『植草甚一コラージュ日記 東京1976』(平凡社ライブラリー)を読む。1976年は私が大学4年生のときである。あの頃、「J・J氏」こと植草甚一は若者(少なくとも一部の若者)にとって実に魅力的なライフスタイルを体現した存在だった。