フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

9月17日(月) 曇り時々雨

2012-09-18 01:41:08 | Weblog

  7時半、起床。ブログの更新をすませてから、バタートーストと牛乳のシンプルな朝食。 

  不安的な天気で、ときどき急に強い雨が降る。

  昼食はそうめんと鶏のからあげ。午後の散歩には出かけずに居間で吉田大八監督『クヒオ大佐』をDVDで観る。80年代に実際にあった結婚詐欺事件をモデルにした作品。結婚詐欺師の役を堺雅人がやっている。 

  夕方、敬老の日ということで、母を連れて食事に出る。母の好物の鰻を食べようということになり、「寿々喜」へ。私は先日、「すず金」で鰻重を食べたばかりだし、母の鰻丼の半分がこちらに回ってくることも見越して、白焼きを注文した。白焼きは山葵醤油で食べる。たれの味で誤魔化しがきかないから、鰻そのものの味がよくわかる。鰻好きな酒飲みは、まず白焼きを肴に酒を飲んで、その後で鰻重を食べるらしいが、私は白焼きをおかずにご飯を食べる。そして母の鰻丼のお裾分けにあずかる。ちょうど天ぷらを(天つゆではなく)塩で食べた後で、天丼で〆るみたいな感じである。鰻丼の方の蒲焼は焦げ目がしっかりついているが、硬くはなく、脂が適度に抜けて腹にもたれずに食べることができる。値段も、近頃の鰻高騰にもかかわらず、1680円と庶民的である。

  夜、吉田大八監督・菅野美穂主演の『パーマネント野ばら』をDVDで観る。これで吉田監督の作品は全部観たことになる(全部といっても4作品である)。最新作の『桐島、部活やめるってよ』が一番で、初監督作品の『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』が二番、『パーマネント野ばら』が三番で、『クヒオ大佐』が四番だ。たぶん世間の評価もそういうものではないかと思う。