フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

2月12日(火) 晴れ

2013-02-13 10:17:03 | Weblog

  7時、起床。朝食はとらずに身支度を整え、7時40分頃、自宅を出る。

  今日は文化構想学部の入学試験。夕方まで入試業務に従事する。

  昼食は「たかはし」で肉豆腐定食を食べた。喉も奥歯ももう痛くない。美味しいものを憂いなく食べられるのは幸せなことである。

  5時頃、本日の業務を終える。受験生で早稲田の駅がごったがえしているのはわかっているから、「maruharu」に寄って一服していくことにする。本日のケーキ(パンプキンクリームケーキ)と紅茶を注文する。このケーキが実に美味しかった。本当を言うと、パンプキンの甘さはえぐさがあってちょっと苦手なのだが、生クリームと混ぜているせいだろう、マイルドですっきりした甘さに仕上がっていた。これまで「maruharu」で食べたケーキの中でもベスト3に入る美味しさである。作られたのははるさんの妹さんとのこと(ときどきお店を手伝っていらっしゃる)。定番商品ではないので、次はいつ食べることができるかはわからない。一期一会の味である。

  しばらくこうちゃん、あおいちゃん一家と会っていないので、彼らはどうしてますかとはるさんに聞いたら、あおいちゃんが突然おしゃべりになったという。ちょうど2歳になった頃である。私はまだあおいちゃんが、単語(一語文)ではなく、センテンスを話していることろに遭遇したことがなので、それを知ってとても驚いた。幼児の発達というのは段階的である。緩やかにではなく、昆虫が脱皮するみたいに、ある日突然、レベルアップするのだ。それはわれわれが人生で出会うもっとも感動的な出来事の1つであろうと思う。そのうちあおいちゃんとおしゃべりをしてみたい。

  お店を貸し切って小パーティーをするやり方(料金や時間帯のことなど)について説明してもらっている中で、実際に7、8人のゼミで貸切をされた文化構想学部の先生がいますという話が出て、どなたですかと尋ねたら、文ジャの水谷先生だった。へぇ、そうなんだ。椅子が足りなくないですか、立食でやったんですかと尋ねたら、椅子持参でやってこられれたとのこと。おお、それは木製の椅子だったのではなかろうか。水谷先生のニックネームは(といっても私が勝手に付けたのだが)、「ウッディ・ミズタニ」である。何やら怪しげな日系アメリカ人みたいだが、水谷先生は日曜大工を趣味とされていて、研究室にはお手製の木製の椅子やテーブルが置かれているのだ。スチール製品にはない温か味がある。それは水谷先生の人柄そのものなので、それで、「ウッディ・ミズタニ」。

  他のお客さんはいなかったので、はるさんとは久しぶりに長話をした。

  「maruharu」を出て、ついでに「SKIPA」にも寄っていこうと思った。週に一度(たいてい水曜日)に行っているのだが、先週は連日ゼミ論集の編集作業があったり、喉も痛かったりで、顔を出さなかった。喉の調子もよくなったことだし、今夜、「SKIPA」のチキンカレーが食べたくなったのである。妻に夕食は食べて帰りますとメールをして(すぐに「ラジャー」と返って来た)、神楽坂で途中下車する。「SKIPA」に行く前に「梅花亭」に寄って、作りたての桜餅を家族への土産に購入する(「梅花亭」は夜は8時までやっている)。

  「SKIPA」に入ると、奥のテーブルに座っていた女性が立ち上がって、私に挨拶をした。誰だろうと思ったら、現代人間論系の助手のMさんだった。普段は眼鏡をかけておられるのだが、今日はコンタクトをされているとのことで、すぐにはわからなかった。こんなところで会おうとは・・・。今日はMさんも入試業務だったのだが、地下鉄の駅が受験生で混雑していたので、神楽坂まで散歩がてら歩いて、ここで一服されていたのだという。神楽坂には以前、6年間ほど住まわれていたとかで、Mさんにとっては勝手知ったる街なのである。むしろ私の方が新参者である。ただ、隣のカフェ「トンボロ」には来ていたが、「SIKIPA」に来るのは今日が二回目、私のブログを見て興味をもたれたらしい。だから私が店に入ってきたときにはびっくりされたとのこと。宙太さんとノンちゃんにMさんを紹介する。同じ職場の若い同僚です。どうぞよろしく(Mさんを真ん中に三人が並んだ写真を撮らせていただいたが、残念ながらうまく撮れなかったので、これではノンちゃんが納得しないだろうと、掲載は見合わせます)。

  私がチキンカレー(食後にチャイ)を注文するとき、Mさんはすでにアイスクリームとチャイを召し上がっていたが、チャイのお替りをして、私(たち)のおしゃべりに付き合ってくださった。ノンちゃんは雑誌などに掲載される自分の写真がいまひとつ気に入らない理由の1つに「出っ歯」みたいに写っていることをあげていた。かといってそれを気にして口元を閉めると表情がこわばってしまう。これがどうも悩みのようである。こういう場合はコンプレックスを逆手にとるのがいい。私が「いっそのこと、店名を『DEPPA』にしたらいいんじゃないですか。曜日によって「SKIPA」と「DEPPA」を使い分けるというのも面白い」と言うと、宙太さんは大笑いながら「それはいい」と即座に同意してくれたが、ノンちゃんは、「そ、それは・・・」と困惑の笑いを浮かべていた。

  帰宅したのは9時過ぎ。

  深夜、同僚の武田先生から「ご注進!」という件名のメールが届く。一体、何事かとメールを開くと、私が昨日のブログで「モヤモヤさまぁ~ず2」に言及しているのを読まれて、自分は昔からのあの番組のファンであること、大江アナなしではあの番組は成り立たないから、この際、番組も終了した方がよいと思うと述べられた後に、実は、蒲田編(3週連続)を収めたDVDがあるから是非それをご覧あれと書いてあった。かつて武田先生からは『クレヨンしんちゃんモーレツ!嵐を呼ぶ大人帝国の逆襲』という作品の存在を教えていただき、それはいまでも『日常生活の社会学』の授業の中で使っているのだが、今回は、そのとき以上にモーレツに視聴を勧めてきておられる。わかりました。武田先生がそれほどおしゃるなら、間違いないでしょう、さっそくツヤタに行ってDVDをレンタルして来ますと返信した。もし貸し出し中だったりしたら、武田先生が購入されたDVD-BOXを貸してくださいね。