8時、起床。
チキンライス(昨夜のオムライスの中身の残り)、サラダ、紅茶の朝食。
いつもある牛乳のグラスがないのは牛乳を切らしているから。牛乳は毎週水曜日に生協から配達される。夏の間は2パックだったが、いまは1パックなので、一週間はもたない。明日は配達のある水曜日だが、昼の配達なので、明日の朝食にも牛乳は登場しないだろう。
ハルが台所の方に入っていこうとしている。「ハル!」と呼んでみる。
振り向けば奴がいる。
同僚の先生がツイッターで「早稲田大学緊急用お知らせサイト」(ヤフーブログ)記事にリンクを貼っていた。
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本日、早稲田大学に対して9:00から14:00の間に爆破を行うという予告がありました。
学生、教職員の安全確保並びに構内の安全確認を行うため、本日11月7日(火)1限から3限までの間を構内立入禁止とし、授業を休講とします。
対象となるキャンパスは、以下のとおりです。
なお、4限以降については安全が確認され次第、本日12:00を目途にお知らせします。
対象キャンパス:
早稲田キャンパス・戸山キャンパス・西早稲田キャンパス
喜久井町キャンパス・先端生命医科学センター(TWIns)
東伏見キャンパス・上石神井キャンパス(大学設置科目)
所沢キャンパス・所沢並木校舎・日本橋キャンパス
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な、なんですと。初めて知った。記事の投稿日時は本日の7:42となっている。同様の内容のメールが届いていて、私が見落としているのか(あるいは「迷惑メール」のフォルダーに振り分けられてしまっているのかもしれない)とチェックしたが、そのようなメールは届いていない。3限が院生の研究指導なので、院生に休講の件を確認しがてらメールで聞いてみたが、学生にも届いていないという。「緊急用お知らせサイト」に自分からアクセスしないとわからないのだ。どうして教員や学生にメールで知らせないのだろう。たまたまツイッターで知ったからよかったが、そうでなければ、3限の授業(院生の研究指導)に合わせて家を出て、キャンパスに着いてから門前払いを食うところだった(後から聞いたが、実際にキャンパスの入口は「お知らせ」を知らずにやってきた教職員・学生であふれかえっていたという)。
3限が休講になったので、昼食は家で食べる。
妻が「千代田鮨」で買ってきた2種類のパックをブレンドしたもの。
「緊急用お知らせサイト」には12:18分に第二報が出て、安全が確認されたので4限からは平常どおり授業を行うことになった(この第二報はメールで届いた)。
3時に家を出て大学へ。4時からゼミ論の個別指導が2件あるのだ。
玄関脇のハナミズキが色づいている。
今日は雲が出ている。
1週間ぶりの研究室。カレンダーをめくる。11月は本か。積まれた本。積ん読か。いや、原稿を書くのに使用中の(本棚から取り出した)本たちだろう。
メールボックスに愛知県立大学の久保田貢先生から本が届いていた。久保田さんは私のブログの読者で、以前、松本の開運堂でバッタリお会いしたことがある(ブログの写真で私の顔をご存知で声をかけていただいたのだ)。
「学生さんのゼミ論文の題目を拝見しても、まったく関わりあるテーマではありませんが、この先、政権の動向しだいではこういう内容も学生さんが興味を持つかもしれません。研究室の端のほうにでも置いていただければ幸いです」とのこと。
久保田貢『考えてみませんか 9条改憲』(新日本出版)
ありがとうございます。ほんの一節を紹介します。
「第99条 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。
大学生に「憲法を守る義務のある人はだれ?」と聞くと、たいてい「国民」と答えが返ってきます。憲法前文は日本国民がという主語で始まるので、「国民」という答えが全くの見当はずれとはいえません。しかし、憲法はそもそも〝権力者や権力を持つ可能性のある者が守るもの〟です。そしてそれによって憲法的価値が剥奪されることを防ぎます。第99条にある天皇から公務員まで、これらは権力を持つ可能性のある人たちです。彼らが権力を使って国民の権利などを奪わないように、彼らに憲法を守らせる。これが立憲主義という考え方です。」(「第14章 立憲主義の重さを考える」より、162頁)
4時からHさんのゼミ論指導。
ワッフルのような風情をしたどら焼きを差し入れていただく。
雑談の中で卒業旅行の話が出て。「ゼミの中でも少人数のグループで卒業旅行には行くと思うんです。でも、ゼミ全体で卒業旅行という話は今のところ出ていません。なんだかものたりないような・・・。」
「そう思うならあなたからみんなに提案してみたら」
「私が提案しても乗ってくれませんよ」
「そうとも限らないでしょ。もしみんなにもそういう気持ちがあって、ただ、あなたと同じように自分からは言い出せないのであれば、誰かの一言がきっかきになって動き出す可能性はありますよ」
「私、お金とか徴集する仕事は苦手だし・・・」
「会計のMさんに協力してもらったらどうです」
「協力してくれるでしょうか」
「話してみたらどうですか。あなたとMさんはタイプは全然違うけど、案外、二人が結びつけばいい化学反応が起こるかもしれない」
引き続き、5時10分からそのMさんのゼミ論指導。入れ替わりの時間に2人は何やら相談していたようである。
Mさんからは正統派のどら焼きを差し入れていただいく。どら焼きの連チャンだ。「二人で被らないように事前にHさんと相談はしたのですが、先生ならどら焼き2個はいけるだろうと」とのこと。ふ~む。リーチ、一発、ドラ、ドラで満貫の可能性を秘めている。
ゼミ論指導は6時半までかかった。
雑用を片付けて研究室を出たのは6時50分。妻にラインで「帰りは7時50分。待てるかな?」と連絡する(普段は夕食は7時半)。
電車の中で妻からの返信を受け取る。
蒲田駅に着く頃、「あと何分? 秋刀魚焼きはじめていい?」とメッセージが届く。
「いま、蒲田駅」
「ラジャー 焼き始めます!」
寄り道は許されない。足早に帰宅。
秋刀魚の塩焼き、サラダ、キャベツと卵と椎茸の味噌汁、ご飯。
食後、眠くなって、仮眠をとっていたら、遅い時間になったので、今夜のウォーキングはお休み。どら焼き2個分のカロリーが気がかりではある。
2時半、就寝。