フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

11月12日(日) 晴れ (松本)

2017-11-14 11:55:30 | Weblog

8時、起床。

サラダ(+卵焼き)と紅茶の朝食。パンを切らしていた。

9時に家を出て、一泊二日の松本旅行に出かける。 

 

いつものように新宿10時発のスーパーあずさ号に乗車。 

新宿駅で買ったサンドウィッチと缶コーヒーで朝食の補填。 

日常的風景が・・・ 

しだいに非日常的風景に変わっていく。鉄道の旅の醍醐味だ。

12時半、松本着。 

コンコースからは、

北アルプスの山々が見える。 

さて、とりあえずホテルに行って、荷物を預けるとしよう。 

カツカレーの名店「たくま」が別の店になっていた。ネットで調べたら、今年の5月に閉店したという。何度か来たことのある店がなくなるのは淋しい。 

ホテル(リッチモンド)に荷物を預けて、松本散歩開始。とりあえずは中通り。 

今日の昼食はここ「竹風堂」と決めていた。 

紅葉と白壁と青空。晩秋のトリコロールだ。 

 山里定食を注文。 

栗ご飯(おこわ)には栗がいっぱい。トッピングなんかじゃかくて、中にも隠れている。 

この店のスイーツは栗尽くし。「栗クリームあんみつ」じゃなくて、「クリーム栗あんみつ」と記されているのは、クリームあんみつに栗がトッピングされているのではなくて、あんが栗あんなのである。

あとのこと(カフェの梯子)があるので、スイーツは我慢する。

セレクトショップ「コトコト」に顔を出す。 

大きなくしゃみが中から聞こえた。奥さんだった(笑)。「先生、いま私の噂してませんでした?」 

ヤンヤンさんの作品がたくさん並んでいる。「先週、入荷したばかりなんです」とご主人。ヤンヤンさん、頑張ってお仕事してますね。 

中通りの先はに日の出通りになっている。 

日の出通りの外れにできた(9月オープン)「イオンモール」。今日はそれほどでもないが、中通り・日の出通りが車で渋滞になることも多いそうだ。 

 あがたの森の方へ。

 街のあちこちに黄葉や紅葉が見られる。ピークは過ぎたようだが、それでもまだまだ見ごたえがある。 

あがたの森公園の入口に到着。 

ここは旧制松本高等学校の跡地。

 当時の校舎の一部も保存・活用されている。 

 校舎の脇の公孫樹の下のベンチは人を誘う。そこには物語があるからだ。

でも、ベンチに座るためには、まず、落葉を払わなかればならない。

オムレツを作るためには、まず、卵を割らなければならないように。

 広々とした公園。

いろいろなイベントがここで開催される

庭園風の一角。 

 

紅葉あり、黄葉あり、葉を落とした冬木立あり。

 

ティールームがあるのか。一服していこう。 

ロビーでは旧制松本高等学校関連の商品が売られている。

北杜夫関連の商品を二、三購入。 

ティールーム「あがたの森」は松本ホテル花月の直営のようである。これは信頼できる。 

 テーブルと椅子は松本民芸家具で統一されている(ホテルと同じだ)。

搾りたてのレモンを使ったレモンスカッシュ。 

次に行くのは・・・ 

深志神社のそば(松本市民芸術館の裏)にあるギャラリーカフェ「ガルガ」。 

小腹が空いたのでチキンカレー(小)を注文。 

きちんとしたサラダが付いてくる。 

8月に来たとき、ご主人の熊谷敏行さんの個展をやっていて、この木版画を購入した(いま、わが家の居間の壁に掛かっている)。

 

そのとき、どの作品を購入するかで、最後まで迷った作品がこれ。「レクイエム」-お父様が亡くなった年に描いた木版画である。この作品のことがずっと気になっていた。「まだお手元にありますか。あれば購入したいのですが」と申し出たら、ありますよとのこと。現物はアトリエの方だが、郵送していただくことにした。

二階のギャラリースペースでは紙の箱作家「Akane Bon Bon」さんの個展「じわっとくるもの」が開催されていた。

紙といってもペラペラしたものではない。

ピシッと蓋も閉まる。

さまざまな自然の染料が使われている。

 

  真ん中の筆箱を購入する。ごわごわとした和紙が柿の渋汁と藍を混ぜたもので色づけがされている。

 

 すっかり日が暮れた。

まつもと市民芸術館の裏手。 

さて、次は・・・。 

「chiiann」に直行するつもりだったが、途中にあるブックカフェ「栞日」にちょっと寄って行くことにした。 マスターの菊地さんは名古屋の方に出張で不在だった。

 二階のブックカフェスペース。

ホットジンジャーを注文。 

閉店の6時まで30分ほど滞在する。明日また来ますね。 

日の暮れた中通り。 

工芸店「ちきりや」はまだやっている。

ランチを食べた「竹風堂」は6時閉店だ。

 閉店してもディスプレーの明かりの灯っている店もある。 

「chiiann」はまだ看板が出ている(8時までやっている)。 

 細い路地の奥へ。

こんばんは。3ヵ月ぶりである。ご主人も奥様もお元気そうである。

 パスタを注文。(2種類のパスタの組み合わせ)

夏に食べたときよりも塩加減が緩和されている。それをご主人にいうと、「この前は少し塩味が強いと言われたので、加減をしました。実はいま緊張してます(笑)」とのこと。恐れ入ります。はい、私にはいい塩加減です。トマトの甘味と酸味でいただくのが好きです。 

ピクルスも多彩で美味しい。 

食後のブレンドコーヒーは中程度の深煎りで。 

看板のカステラも注文。 

 今夜、テレビで『シン・ゴジラ』をやりますねという話になる。ご夫妻はここで店を出す前、大田区の下丸子に住んでいらした。あのゴジラと自衛隊の決戦の地である。今夜も、わが町が破壊されるのを楽しみましょう(笑)。

来週、リースの展示会があるんですね。

「chiiann」を出て、ホテルへ向かう。明日もまた来ますね。

街は早くもクリスマス仕様である。 

ホテルにチェックイン。

ダブルルームのシングルユース。8400円(会員価格)。日曜日は一番部屋が安く泊まれる(観光客もビジネス客も少ない)。

『シン・ゴジラ』を見ながら、ブログの更新作業。 

一日の終りのセルフホートレート。

1時、就寝。夜の冷え込みを感じる。