文化逍遥。

良質な文化の紹介。

都心の駅

2012年02月11日 | 日記・エッセイ・コラム
このところ仕事で水道橋に毎日通っているが、朝の通勤時間帯が以前に比べて何か静かな感じがする。
なぜだろう、と思ったら・・・

ポケットティッシュを配っている人がいない。

花粉症なので、この時期は毎朝、駅前で広告の入ったポケットティッシュをもらうことが多かった。
山の手線内の各主要駅では、どこも毎朝ポケットティッシュを配っている人がいて、以前は持ちきれないほど貰ったものだった。
このあたりにも生産活動が停滞しているのが表われているような気がする。
元気な声を出してポケットティッシュを配っていた人たちは何処へいったろうか。
仕事がまた一つ、またひとつと無くなってゆく。

若い人たちが希望を持てなくなるのも無理は無い。
特殊な技術を苦労して習得しても、その技術がいつまで通用するかもわからない。
常に時代を見据えて、お金になる情報を探さなくてはならない。
これは大変な労力を要することだし、人間関係の築き方も難しくなるだろう。

ここは、ひとつ開き直って原始的なことをやるのが良いかもしれない。
人は食べずに生きていられないのだから、合理的な農業を志してみるとか・・
いずれにしろ悲観は横に置いておきたいものだ。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする