文化逍遥。

良質な文化の紹介。

筆記具

2012年03月02日 | 日記・エッセイ・コラム
母の具合があまり良くないので、今年度の仕事は早めに上がらせてもらった。
関係各位の皆さんにはいつも我がままを聞いてもらっている。ありがたいことで、深く感謝したい。

昨日は、買い物がてら丸善にいってパーカーの新しいペンを試してきた。
字なんか下手くそなくせに筆記具には妙なこだわりがある。
いつもは仙台の大橋堂という、職人さんが作っている軸がエボナイト(硬質ゴム)の万年筆を愛用している。下の写真がその大橋堂の万年筆。

Ohasidou

万年筆はとても良い筆記具なのだが、扱いには慣れがいる。ペン先のインクが乾くとインクの流れが悪くなって文字がかすれてくるので手入れを怠れない。また、ボールペンのようにペンを立てて書くには不向きだし、複写に慣れている人は筆圧が高くなっているので万年筆のペン先に負担がかかり過ぎてしまう。万年筆をそのような状態で書き続けていると、最悪の場合はペン先が変形してしまうのだ。

まあ、すべて道具というものには手入れが不可欠で、コツがいる。が、常時使わなくてもサッとだして滑らかにかける、そんなペンがあればいいと思っていたのでパーカーの新しいペン「インジェニュイティ Ingenuity」には驚かされた。
万年筆と水性ボールペンの中間くらいの性質で、書ける角度も60度から45度くらいの幅があり、筆圧もあまり気にすることがなく、扱いやすいし書き味もとても良い。定価は2万円ほどで、リフィルは千円。ちょっと高いが、書く機会が多い人にはそれだけの価値があると思った。ただし、わたしは財布と相談してあきらめたんだけど・・・ネットでは14000円位なので狙ってみるかなあ。



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