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わたしのレコード棚ーブルース131 Frankie Lee Sims

2021年05月06日 | わたしのレコード棚
 ライトニン・ホプキンスの従兄弟ともいわれる、フランキー・リー・シムズ(Frankie Lee Sims)。我が家にある音源は下のLPだけだが、カントリーブルースでも8ビートに近いようなロックの要素を持ち、なかなかご機嫌なノリの良いサウンドになっている。戦後テキサスのエレキギターを使ったカントリーブルースを代表するブルースマンの一人と言えるだろう。
 LP裏のライナーノーツには本人の話として「1906年にルイジアナ州ニューオリンズで生まれた」となっていいる。しかし、ウィキペディアなど多くの資料は、1917年4月30日生まれとしている。亡くなったのはテキサス州ダラス、1970年5月10日で間違いないようだ。第二次世界大戦では海兵隊員だったらしいが、1945年以降はダラスのジュークジョイントなどで演奏したという。ギタースタイルや声の質は、ライトニン・ホプキンスに似ているようにも感じるが、よりラフで田舎の力強さを感じる。個性的な音を出せるブルースマンだったのだ。


 SpecialtyレーベルのLP、SPS2124。1953年の録音12曲を収録。LPのタイトル曲でもある『Lucy Mae Blues』は、一部地方でヒットしたらしい。バンド演奏だが、メンバー達のクレジットはされておらず、詳しいことは分からない。聴いて判断する限りでは、ドラムス、ベース、曲によってはブルースハープが入っている。べースは、エレキのプレシジョン・ベースではなくイミテーションベースのようにも聞こえるが、定かではない。

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