文化逍遥。

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わたしのレコード棚ーブルース156David Evans(ディヴィド・エヴァンス)

2023年04月11日 | わたしのレコード棚
 白人のリサーチャーであるディヴィド・エヴァンス(David Evans)は、1944年1月22日マサチューセッツ州ボストンの生まれ。UCLAで学び、その後南部を旅して主にメンフィス周辺の隠れたミュージシャンを多く発掘し、後世に残る録音活動をした。個人的な評価になるが、1970年にジャック・オーウェンスを発見し録音を残したことは大きな業績と言える。
 エヴァンスはミュージシャンでもあり。ギターリストとして優れた録音をしている。このブログでもすでに紹介したが、ハミー・ニクソンのアルバム『Tappin' That Thing(1984)』でのバッキングは秀逸。そのニクソンのアルバムは「High Water」というエヴァンスが主要なメンバーになっているレーベルから出ている。その他、解説や著作も多数あり、わたしのようにブルースを文化として研究・演奏することをライフワークにしている者にとっては頼りになる存在といえる。



INSIDE MENPHISというレーベルのCD『Shake That Thing !』。エヴァンス(G,VO,Kazoo)がリーダーと思われる「Last Chance Jug Band」というバンドのアルバムで、ごきげんなメンフィス・サウンドを聴かせてくれる。
他のメンバーは、Jobie Kilzer(harmonica&Jug)、Dick Raichelson(piano)、Tom Janzen(drums)、Richard Graham(one-string bass)。イラスト左下でギターを構えているのがエヴァンスのようだ。

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