10/14(金)千葉劇場にて。監督は久保田直、脚本は青木研次、音楽は清水靖晃。
日本で警察に届け出られる失踪届は、1年間に8万人に及ぶという。この作品は、そんな行方不明者の一人を待つ女性を主人公に、重いテーマに取り組み、完成まで8年かけて完成されたという。日本海に浮かぶ佐渡島の港町に暮らし、帰らぬ夫を待ち続ける登美子役に田中裕子。その他にも、実力のある俳優たちが出演している。
この映画を語るのは簡単ではない。違和感があったのは、人物描写があまりに側面からで、港町に生きる人々の線が細すぎる。俳優さん達が熱演しているので、その点惜しい気がする。一方で、海の美しさを見事にとらえた映像、あるいはそれに伴う音楽は巧みで、感心させられた。監督は、ドキュメンタリー映像出身ということだ。おそらくは、かなりな時間をかけてセッティングをやり直し、さらに天候を選んで撮影に臨んだことを感じさせた。
日本で警察に届け出られる失踪届は、1年間に8万人に及ぶという。この作品は、そんな行方不明者の一人を待つ女性を主人公に、重いテーマに取り組み、完成まで8年かけて完成されたという。日本海に浮かぶ佐渡島の港町に暮らし、帰らぬ夫を待ち続ける登美子役に田中裕子。その他にも、実力のある俳優たちが出演している。
この映画を語るのは簡単ではない。違和感があったのは、人物描写があまりに側面からで、港町に生きる人々の線が細すぎる。俳優さん達が熱演しているので、その点惜しい気がする。一方で、海の美しさを見事にとらえた映像、あるいはそれに伴う音楽は巧みで、感心させられた。監督は、ドキュメンタリー映像出身ということだ。おそらくは、かなりな時間をかけてセッティングをやり直し、さらに天候を選んで撮影に臨んだことを感じさせた。