King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

ファイナル進出をかけて

2005年04月13日 01時27分16秒 | バスケ
April 8, 2005
Target Center,
Minneapolis, MN
Attendance: 19,904

FINAL      1   2   3   4   T
Nuggets    25  29   27  26   107
Timberwolves 27  24  22  31  104

ナゲッツとティンバーウルブスどちらもファイナルに出ておかしくない
戦力があります。ナゲッツは戦力というより、戦法を整えたということ
でこの成績が残せています。一方戦力は豊富なのに、ウルブスはなんと
情けない位置にいるのでしょう。この試合は、それがどうしてか表して
いました。ナゲッツに完璧なシステムがあるのと裏腹に、放されそうに
なるのを必至に個人技で返しているだけです。

スーパースター軍団ならではの苦悩が窺えます。誰かが汚れ役をやるとか
ゴール下で働くというのができないと、ナゲッツのようなチームとやるのに
苦労するでしょう。ガーネットのワンノンワンは、早い時期からダブルチームと
ファール覚悟の厳しい守りでマーチンとキャンビーが変わりばんこに付くという
考えたというか、苦労しているというか、そんなシロウトっぽい守りで
凌ぎました。まあチーム競技なんだから一人で守れなくても二人で守って
チームがかちゃあいいか。高校女子のバスケット部の子より背の低いボイキンズ
なんかもいるし、ロートルで働けなくなった、ポイントガードのミラーも
まだいるし、そんな個性をうまく使っているということですね。

キャセール、ガーネット、スピュリーウェル、ザービアックと点の取れる
選手だらけ。それなのにキャセールはボール持ちすぎですぐ打っちゃうし、
ガーネットもローポストからフェイダウェイばかりだし、ナゲッツのような
ガツンとした攻撃がないのが痛いです。マーチンなどスタメンじゃないのに
ファウルアウトしてしまったんですね。彼のダンクは、普通のアリウープ
だけじゃなく、セカンドチャンスのリバウンドダンクがいいですね。
これも作ったプレーです。

高さで勝るウルブスがリバウンドをとってもセカンドサードチャンスも
決められない事が何度もありました。外からいい加減に打つとカウンターで
速攻が来て、途端に苦しくなります。それでもよく放されずに着いて行った
ウルブスの粘りはたいしたものです。これはこれでみていて見ごたえがありました。
サンズのアップテンポの試合とも違う味があります。同じ速攻を武器にしていますが、
するすると早いよーいドンの速さじゃない速さがあります。前みたときには
カーメロのチームというワンマンチームのようでした。それが、いつも間にか、
するするバスケが確立していました。インサイドアウトの仕方にもルールが
あるようです。必ずエンドラインまで攻めるという決まりがあるようで、
ゴールしたまで入り込む、そして0度のスリーポイントラインで待つシューターに
パスするのです。

スクリーンもサイドチェンジの形でかかり、高さで負けていてもリバウンドさえも
速さで凌いでいる印象です。ウルブズはもっと楽に勝てるはずですが、あっけ
なく負けてしまいました。ファイナルはいけないのか。
コメント
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