King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

『終戦のローレライ』読み終わりました。

2005年04月24日 00時09分22秒 | 日々のこと
金曜日の夜は、13キロジョグと水曜のジムの後で、タイムも
よいはずですが、気持ちよく折り返し時間を見ると14分59秒と
とてつもなく遅いです。左足の付け根の裏、つまり左臀部の
骨盤脇が痛いのはいつものこととなってしまい、痛いのですが
走れます。しかし、時間によりその痛みが逆に回って左足の付け根が
痛くなって来たりします。

それと右ひざも痛くなり、もっと何キロも走っていたときより
あちこち痛くなり出しました。整体とか気功とかに行ってよく
はまってない関節を入れなおしてもらわないとこの痛みが取れないような
気がします。後半がんばり29分13秒ほどで終了し、土曜日は仕事が
遅くなり、ジョギングは休み。録画のシウバ対吉田を見ます。
打撃が正確なら吉田にもチャンスがあったのにと思いました。
シウバの経験が勝ちに持ち込んだと思います。

映画が上映され、見る前に原作を読もうと思っていた『終戦のローレライ』を
やっと読み終わりました。これは文庫で4分冊と長いです。元々ありえない
話であり、おかしいと思いますが、最後まで読んでしまいました。
福井晴敏の作品はみんな同じような設定で話の展開は漫画に近いものがあり、
今回なんで一気に昭和の20年に舞台が行ったのかと思いました。それは、
元々映画化のために注文が出た話なので、あえて戦後まもなくとして
女を登場させるという注文と潜水艦の話という注文からこういう風に
なったといいます。

しかし、その潜水艦の話というのが一番ストーリーを硬直化させたのでは
ないかと思います。映画で潜水艦の出る話はみなある程度話が読めてしまい、
描くストーリーも決まって来てしまいます。そう思えば良くぞここまで奇想天外に
広げたという見方もできます。映画を見る前にと読んだ本ですが、その映画の
評判があまりによくないので、映画は見に行くかどうか未定です。それに
やっている映画館ももうないようです。夏には、亡国のイージスができるよう
です。これは、もう原作を読んでいますから、それは観に行ってもいいかなと
思います。ただ、現在これを漫画で連載している雑誌があるのですが、それは
あまりに絵が好きでないので、途中でやめてしまいました。

ローレライの本に関して言えば、これは話が長すぎます。特に最後の終章は
必要でしょうか。たどり着く陸地が見えたあたりでやめるか、日本へ向かう
朝日の中でやめるのがきれいです。それをいつまでも書きすぎた感じがします。
原作の単行本は後編が前編に較べて倍くらいの量があり、これはなんかの失敗か
と思いました。文庫になりすっきり2冊であれどうしたんだろうと思って読むと
続きがあったのであわてて後2冊買いに行きました。

伊507はそれはもう凄い神がかり的な活躍ですが、先にも書いたように設定に
とんでもない無理がありますし、当時を知る人が読むとそんなもんじゃないと
いう人も多いと思います。私の父は実際に戦場で戦ってマラリアになり帰って
来たのですが、実際の戦争体験は聞いた事がありません。今生きていて軍隊
経験があり、且つ実戦経験まである人はまれになりました。体験のない人が
書く戦地というのがこれからは多くなるのでしょう。

折りしも中国では、反日デモが激化してと報道があり、何をいまさらと言う
気が余計しました。もう戦後60年も経っていて何を言っているのでしょう。
日本の大使館に石を投げる前に自らの国の事を考えろといいたいです。
共産化の中で日本軍がやったことより非人道的行動が数多くなされました。
今でもそれが全て直ったのか。日本のせいでそうなったのか、その前に
共産化や文化大革命を自己総括してみたらどうでしょう。
コメント
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