秩父に住んでいると年に何度か秩父以外の病院を訪ねるということになります。
それは家族や親せきが入院するとか診察が必要になり同行するからです。
それだけ大きな病院がないという田舎特有の事情により大きな病気をすると
必然とそういう大学由来の附属病院とかを紹介されます。
大学病院や先端医療の大病院など最近では土地の安い辺鄙なところに建っていたり
しますので田舎だから病院がないというのも当てはまらないかもしれません。
都内出張と合わせて電車で出かけようかと最初思いましたが、未だ感染拡大中の都内は
余りでかけたくないので出張は自粛中なこともあり、今回も車で病院だけ行くことにしました。
今回紹介された病院も所沢と練馬でしたが、練馬の病院は行ったことがなく所沢は
元会社の先輩が入院するも病名も解らず死に至った印象もあり、今まで何度も行ったことが
あり様子は解っているものの足は向かわずわざわざ都内の方を選んでしまいました。
子供のころからこういった大きな病院に行った話はよくありそれは時に自慢話的に
されるものです。その最たるものは埼玉医大に行ったらロビーでピアノの演奏があったとか
スタバが中にあったとか何も自身の手柄ではないのに自慢げに語られるのでした。
そんな中うちの家族は近くの日野田病院だったり、市立病院どまりでそういった大病院
には縁がなく子供の頃は聞く側でしたが、大人になると家族を連れて行ったりお見舞いやら
と出かける機会が増え、話に聞く大病院の実際も大病院だからできることも体験したつもり
でした。
さて、今回は秩父で解決できないと大病院の紹介を受け出かけたのですが、普通大学病院などは
紹介状がないと初診料が5500円とかかかりそれだけ上位の病院のようにされていますが、実は
行くと今まで受けた検査をまた受けてと同じ繰り返しをして結局治療法もなくというケースが
多いのです。しかし、医者が万能と思っている人は多く、どこの病院も混んでいるのです。
今回も同じようなことになることは予想していましたが、今回違っていたのは病院がごみごみとした
住宅街の中にあり、古くてぼろくそれでも人は激込みで待合はソーシャルディスタンスどころか
余裕もなく人であふれていて駐車場なども今まで行ったところでは一番狭くて有料で一時間500円と
高く、支払った医療費も1万円以上と散々なものでした。それなのに考えてみると二月のスキー以来の
遠出は良い気分転換になり、何かやり遂げたかのような満足感も漂うのでした。