King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

病院へ

2020年09月09日 23時42分41秒 | 日々のこと

秩父に住んでいると年に何度か秩父以外の病院を訪ねるということになります。

それは家族や親せきが入院するとか診察が必要になり同行するからです。

それだけ大きな病院がないという田舎特有の事情により大きな病気をすると

必然とそういう大学由来の附属病院とかを紹介されます。

 

大学病院や先端医療の大病院など最近では土地の安い辺鄙なところに建っていたり

しますので田舎だから病院がないというのも当てはまらないかもしれません。

 

都内出張と合わせて電車で出かけようかと最初思いましたが、未だ感染拡大中の都内は

余りでかけたくないので出張は自粛中なこともあり、今回も車で病院だけ行くことにしました。

今回紹介された病院も所沢と練馬でしたが、練馬の病院は行ったことがなく所沢は

元会社の先輩が入院するも病名も解らず死に至った印象もあり、今まで何度も行ったことが

あり様子は解っているものの足は向かわずわざわざ都内の方を選んでしまいました。

 

子供のころからこういった大きな病院に行った話はよくありそれは時に自慢話的に

されるものです。その最たるものは埼玉医大に行ったらロビーでピアノの演奏があったとか

スタバが中にあったとか何も自身の手柄ではないのに自慢げに語られるのでした。

 

そんな中うちの家族は近くの日野田病院だったり、市立病院どまりでそういった大病院

には縁がなく子供の頃は聞く側でしたが、大人になると家族を連れて行ったりお見舞いやら

と出かける機会が増え、話に聞く大病院の実際も大病院だからできることも体験したつもり

でした。

 

さて、今回は秩父で解決できないと大病院の紹介を受け出かけたのですが、普通大学病院などは

紹介状がないと初診料が5500円とかかかりそれだけ上位の病院のようにされていますが、実は

行くと今まで受けた検査をまた受けてと同じ繰り返しをして結局治療法もなくというケースが

多いのです。しかし、医者が万能と思っている人は多く、どこの病院も混んでいるのです。

 

今回も同じようなことになることは予想していましたが、今回違っていたのは病院がごみごみとした

住宅街の中にあり、古くてぼろくそれでも人は激込みで待合はソーシャルディスタンスどころか

余裕もなく人であふれていて駐車場なども今まで行ったところでは一番狭くて有料で一時間500円と

高く、支払った医療費も1万円以上と散々なものでした。それなのに考えてみると二月のスキー以来の

遠出は良い気分転換になり、何かやり遂げたかのような満足感も漂うのでした。

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すすきの草原の思い出とマンデリンの香り

2020年09月09日 16時43分17秒 | 珈琲

核のゴミの選定調査に応募する自治体が複数現れるという事態についにという思いと

今起きているポイントマラソンとか持続可給費金詐欺とかと同じ匂いを感じないでも

ないのでした。

 

これは調査を受け入れるという決議を町の議会で決議してそれが了承されると国から

補助金が10数億くるというばらまきの政策です。それでもそんな見せ金でふるさとを

売り飛ばすようなことをする村や町はいないだろうと思われていましたが、ついて

手を挙げるところが出たのです。

 

実際の政策と現在の施設を考えると青森の六ケ所村とか福島の仮置き場の近くとかに

結局なるのだろうと思われましたが、最近の温暖化というのは私たちが思う以上に漁業者に

切実な問題としてのしかかり漁業で食っていけないという村や町は今後増えるのだろうという

何の対策も何の施策のないまま高齢化と過疎化に政府も行政も何のビジョンもなくいつまで

ばらまきの政策で対処療法のようなこととエネルギー政策を中身のないまま放置するのかと

いう感じです。

 

こう涼しくなってくると雪山のこととか温泉のこととかばかり考えがちですが、その前に

秋になるといつも思うこととしてすすきの草原に立つことを思います。それは私がかつて

鉄道会社に勤めていたころいつもお客さんが必ず話す言葉に箱根の仙石原のすすきの草原の

ことが話題に上っていました。それを聞き続けていたので私もそれをみに出かけましたが、

その時には何度目かの仙石原ということもあり、いろいろな名産品やらお土産もひと工夫したり

富士屋ホテルをみたり、その近くで鉱泉せんべいをゲットしたりとお気に入りのコースでも

あるのですが、伊豆半島の高原に行けばもっと広い草原と海とセットの見晴らしとかあまり

有名ではないもののちょっと想像してもすぐに見に行きたくなるような景色があるのです。

 

ネットのSNS映えとか言われていますが、そんな画面に収まりきらない景色というのがあるのも

事実で360度のパノラマとか静止画だけでは紹介しきれない絵というのはあるのです。

 

山の映像もそうで実物の目の前の景色と頭の中のイメージと写真に撮ってみるとつまらない

平坦で奥行きのないものになってしまい全然伝わらないということもしばしばです。

スキー場の景色などもそうです。白一色で実際に滑ってみる景色としたから写真にする景色では

とても表現できないものがあります。

 

それに休憩所で飲む珈琲と薪の燃える臭いとセットにすると記憶には立体的に奥行きを持った

記憶になるのですが、それを言葉で伝えようとしてもなかなか表現のしようもない時間と空間で

これは温泉の臭いと露天風呂の風景と受けている体のリラックス感なども到底い言い表せはしない

のです。

 

囲炉裏や暖炉の脇で飲む珈琲の時間もそうです。それなんかは冬の贅沢ですが、まだ高原に海と

すすきの原を見る贅沢と珈琲を飲むという野点のおいしさなんかもぜひ今週中に出かけられればと

思います。

 

逆に秩父に来る景色というと秩父鉄道と秩父往還と荒川長瀞の眺めが重なるドライブとその後に

突如現れる武甲山の景色とそれを眺めながら入る露天風呂と棚田の風景とか色々と心に沁みるものも

あるのです。秩父に住んでいるとやたらと雲海だとかコスモスとか萩の花とかミューズパークのイチョウ並木とか

上げますが、ドライブとその果てにある景色という物語性をもって考えると秩父というのは実に

面白い地形と景観があちこちにあるのです。ですからこれだけ週末になるたびバイクで通ってくる

方がいるのでしょうし、名水を汲みに来たりお墓詣りだったりと目的も様々で人それぞれの秩父の

楽しみがあるのです。そんな中、コロナで閉まってしまう店や逆に始められたラーメン屋とかまた

新たな面を見せつつある秩父もありでコロナでもこれから秩父に来る人は増えていくのでしょう。

 

そんなことを長く続く香りを持つマンデリン、クィーンスマトラを飲みつつしみじみと思うのでした。

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