King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

一度消えた雪

2022年03月25日 11時39分20秒 | 珈琲
先週の金曜日に降った雪は夜走るときに足元で滑り雨に濡れながら雪で滑るランと辛い状況をもたらしました。ビックリしたのは朝です。武甲山の雪が消えていたのです。3月下旬ともなると例え里でみぞれとなってももはや積もることもなく今までの雪も溶かしてしまうのかと新鮮な気分になったのでした。ところが、月曜にまた降ったみぞれはなんと次の朝にはまた武甲山に見事な雪景色を見せたのです。雪が降ったのに雪が消え春を感じたと思ったら急な心変わりのような雪景色です。ただ早咲きの桜や梅は満開です。いつまでも春にならない、それに春祭りもない春らしさを感じない、けれど桜は満開と人の心は置き去りの戦争とコロナの世の中なのです。昨日見た映画でフィンランドはドイツと一緒にソ連と戦い負けた第二次大戦の敗戦国だということです。ソ連はフィンランドに一方的に攻め入り領土の一部を奪ったのです。国際連合から追放されるのですが、ドイツと戦う唯一の大陸の国ということで連合に復帰しポツダム密約で日本に不可侵条約を破棄して侵攻してくるのです。フィンランドは第二次世界大戦の敗戦国で唯一他国に占領されなかった国として称えられていますが日本同様当時失った領土は返ってこないままなのです。つまり今回のロシアの侵攻を許しているのはこういった力による変更、大国の無理押しを認めてきた経過が招いたことであり拒否権を認めて武力行使に何ら有効な手だてが打てない様は国際社会の欠陥を放置し、力による変更を許してきた歴史の再現なのです。それなのに未だ常任理事国に収まり世界はロシアの横暴を止められず武力行使が世界に及んでしまうのかという状況です。秩父は公園橋のライトアップをウクライナ色にしていましたが地震の後の停電警報で月曜から消灯し、警報解除になった昨日も消えたままです。再びの武甲山の冠雪と消えたライトアップが満開の桜と裏腹な秩父なのでした。
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