夜鳴く虫も少なくなり、金木犀のかおりも収まり、急な冷え込みにもう木枯らしの時期かと思うような最近の天気です。昨日も冷たい雨の中走りました。
明るい月明かりや星空を眺めながら走るのもよいですが雨を顔に受けて走るのもまた面白味があります。最近は各家の庭の大きく実った柿がどんな味かなと思わせます。スーパーで買えば140円ほどで買えますが、各家の柿など誰も採ろうとせず朽ちて落ちるだけなのです。でもスーパーには一面に柿が並ぶコーナーがありまばらになった実は買う人がいることを表しています。
昔は柿泥棒や月見団子を盗む話がありましたが、庭の柿など誰も採らないのです。
そのようにものには旬というものがあり、珈琲も今その旬を迎え値段が激しく上下しています。今朝私が買付のメールをいれたら直ぐ電話が入り、今買っておけとばかりに激しい売り込みがあり、結局追加でいくつか買うことになり、さらに次回の買付の約束までしてしまいました。
やはり国内在庫の蓄積は相当らしく次回はいってくるものが全く下がってないことから売る方は必死で、年内最後の年末に資金をためて勝負という読みは正しいことになりそうです。
そんな中私の探しているこってりとしているブラジル。かつてのカルモ下坂みたいのはやはり今回もなくてただ深く焼いても味の消えないエスプレッソ推奨の豆があったのでこれも買い付けました。
今はレギュラー品の在庫がなくて値段が固定化しているところに大量注文で風穴を開ける注文を集めているところで狙いはそのあとの反動というか連れ安をするときだ、という感触です。でも既に発注をいくつかしたので勝負の時まで待てない感じや今買っておいた方がよい感じもしてこればかりは時代の評価を待つしかありません。一年契約で一年分の在庫を倉庫確保する提案もありましたが何も最初からカレント豆を増やすような契約はしたくないし常に出たとこ勝負な私は安全確保のノロノロ運転は生に合わないのです。そんな危なっかしい私ですがそれでも味を求めて来店されるお客様には理解いただけるようでどうにかやっている感じですが、今回のモジアナも味は期待いただけるものと思います。