今朝の朝のニュースは、イスラエルとハマスの戦争と中国の一帯一路です。
イスラエルは昔からアラブ諸国との戦争が絶えない地域で、元々キリストを殺した人達として世界中から忌避され差別迫害を受けてきた人達で、それが何故か現代元の神から示された地に国を築き、その成立からもろもろの綻びを内包した結果が絶えず軍事衝突が起きる地になっているわけですが我々がみるニュースはアラブだったりハマスだったり何が正体で何が敵なのか、そもそもイスラエルはそこにいていいのか理解は難しいものとなっています。日本人には元々ユダヤ人に対する差別意識もキリスト教を敵視する風潮もないことから中立の立場で対処解決に貢献すべきでしょう。実際には中東に多くの石油を頼っているのでこの地域の不安定化は日本の経済に影響を与えます。
現地の邦人の避難に日本がしたことは遠く離れたシブチに部隊を派遣しただけで実際の避難には韓国の飛行機に便乗と疑問の残るものでした。
このように有事になるとワールドワイドに進出している日本は影響を受けるものの国際社会での立場のなさやリーダーシップや存在感を示すことも発言能力さえないのを実感します。
一方10年も続く一帯一路構想の国際会議が開かれたと報道されプーチンが参加すると話題になっていました。その一帯一路ですがこの間EUで唯一参加していたイタリアが撤退を伝え西側は総スカン状態になったもののアジアやアフリカは今だ中国の投資をたより会議に集まっています。ただ10年もたち現地に何が持たされたかも露になってきており、それは投資と繁栄とはかけ離れたものであるのは明らかになっています。これは先頃米市場で中国不動産会社が破綻と報道されどんなものか知られるようになってきました。中国は国内にとどまらす世界中で大規模開発を行い高級戸建団地やら高層ビル群などを建設しても売り切り開発を成功させられずに各地に廃墟やゴーストタウンを作っているだけなのです。つまり一帯一路を謳い夢に描いたような周辺の投資がされても周辺の物価高を招くだけで出来上がらない高層ビルや人の住まない高級住宅や引き渡しもできない物件と完結に至らない夢物語ばかりなのが中国の投資なのです。今まで国内のゴーストタウンや雑草がはえ牧場になっていると伝えられた惨状が世界に広げられただけに過ぎません。
日本の企業は体よく敗退を認めて中国市場から撤退する動きが顕著です。
そんな情勢を受け珈琲の買付も一時は話題になった中国市場ですがこの先のスペシャリティの買付が進むと思われた動きに陰りと警戒が現れました。中国のコーヒーチェーンの使用豆がスタバなどと違う安価で味の補償のないものに流れ味より価格勝負になっていることや一時は良い品はまず中国にという動きはなくなり行き場を失いつつあり、現状の国内レギュラー品の品薄と今後の思惑からレギュラー品より安いスペシャリティの投げが現れてきたところです。
ただ、安いからそれでいいやとなるか安いスペシャリティに市場がどう反応するかはまだ未知数です。
そんな混迷の象徴のようなのがインドネシアの豆事情です。最初は火山の噴火や台風の影響でマンデリンがなくなるといった危機感から始まりものが入らないといわれ最高級のゴールドトップ等はなくなりかつては溢れていたトバゴとかタブーといったブランド豆も軒並み上昇、入手も困難となるなか今まで入ってこなかった農園とか取引されなかった豆とか現れ評価のわかれが顕著になるなか既存のレギュラーのマンデリンは1400円台になってしまいました。それでも売行きの落ちないマンデリンに安売りのスペシャリティが並んでいる現在に人々はどんな評価を与えるのか。簡単にいっておくと安いスペシャリティとは今まで入ってこなかった秘境の豆でガヨ高地の豆です。これは味は申し分なく間違いなくスペシャルティの一級品です。ただ、この奇跡のような味はその成立ちから他のマンデリンと違い精製がウオッシュドやハニー製法やナチュラルといった最新のもので作られており、マンデリンのようなスマトラ方式ではないのです。良く見かける味や風味のコメントのアーシーとか土っぽいというものが失われるのかそもそも生乾きの実のミューレージさえも剥ぎ取ってしまうスマトラ式に本来の珈琲の味があるのか種々私もマンデリン好きの人の趣向の焦点には興味がありどんな判断になるのか注目を集めます。