17日からワクチン接種が日本でも始まりました。
森会長は結局辞任し、その後の後任はいつもの密室会議により公開される
こともなく後継者たる同じ自民党の五輪相がなるというあまり変わり映えの
しないものの世界的にては女性でしかも元アスリートということで歓迎される
ものとして発表されました。しかし、そんなことをやっている状況でもないし、
そもそも五輪を開催というのはかなり苦しい状況に変わりはありません。
それでも全くやる気を崩さず進んでいます。
この間の深夜の地震で東北を中心にまた地震の恐怖を再び感じさらに原発施設の
危機も感じさせましたが、それだけにとどまらず復興五輪などといいつつ、まだまだ
災害が続けざまに襲う地域という印象を与えました。その後の低気圧や寒波で東北や
北海道は台風並みの暴風雨が襲い、地震で傷ついた家がさらに危機にという感じでした。
その地震も10年前の余震だといいます。関東ではその後ありませんが、東北は未だ地震が
続いています。あの地震の後、計画停電で走った風景をコロナで店の電気が消えた今また
重ねて思い出す日々です。一昨日は風が冷たく、走り出したら昼間のポカポカとした感じから
いやまだ冬だという思いをして走りましたが、昨日は風があるもののそれが冷たくなく、あれ
夜ももはや冬を脱したかという感じでした。
この電気の消えた夜の町ですが、秩父では昼間新たにラーメン店が開業して行列ができていたり、
今までの業態からラーメン屋と改装した店があったり、居酒屋のキッチンカーに行列があったりと
夜だけしか出歩かないと見えないこともあるのです。それらのニュースはネットから得たのですが、
夜、走って見つけたものとしてはあそこの店が空き店舗になったとか週に二度営業のラーメン屋が
月一の営業をしてやはりまだ行列があったとかというものもあります。
驚いたのはスキー場関連で外国人がいなくなり、非常事態宣言と最初から今期の営業を取りやめたところや
開いてみたもののあまり閑古鳥状況で新たな割引をしているところもあり、それが長野県民半額というなんとも
苦しい心のうちを現わしているようで、ネットでは村根性とか自分のところはもともと感染が少ないから
他所からは来てほしくないという心根と存続と相いれないものが出てしまった形は鳥取の知事がオリンピックは
東京でやることで感染対策をしっかりやってほしいと言い聖火リレーを拒否したりというものと似ています。
さらに猪苗代スキー場の平日リフト無料というのもびっくりさせられました。私が行った時にも外国人も
少なく、老舗で何回か経営が変わり、周りのスキー場に比べて施設もゲレンデもよいのに乗り遅れている感じを
受けましたが、この取り組みが良い方向に行けばいいがと心配になる内容でした。
コロナがなくても苦しいスキー場で毎年いくつかはなくなるという状況にさらに温暖化という環境変化まで
その存続と地域の将来まで考えさせる事態ながらさらにコロナ禍と一体何をさせようというのかとまた考えて
しまうのでした。
そんな今年の二月下旬も昨日の夜の風があっても冷たいと感じない夜によいよ冬の終わりを感じました。
そして帰ってくると目がかゆくなりくしゃみが出るという春の恒例の症状もありました。
昼間見たビデオではパピオンのリメイクがあり、それに続きマックイーンの伝記ものをみてしまい
あの頃の映画スターというのは本当に本物のスターで私や世界に与えたものや影響とか今後のスターと
の違いなどをつらつらとずっと考えてしまいました。
今ではネットで世界に簡単にアクセスできて一般の人がたちまち有名になったりちょっとしたことで
ネットで名声を得たりしていますが、昔のように輝くスターは今後生まれるのか疑問に感じました。
テレビではつまらない芸能人が地方に出かけてうまいものを食べたり、過去のビデオをリモートで
コメントするだけという手抜き番組みたいなのばかりですが、今こそ作るべきものはあると思うのに
最初からそんな意気込みもないという感じです。
さて、そんな事とは裏腹に当店では毎日釜の調整と豆の選別と焙煎に取り組み、変わることのない
安らぎと一杯から得られる安寧を常に与えられるようにと務めています。
まあ書いてみればそんなことで特別なことはないようですが、釡の調整にしてもわずか一ミリ以下の世界
だったり、火の入れ方も時間と記録と日々のテイスティングと自身の体調や季節の移り変わりと感じることは
多々あり、中でも日々夜中の静まり返った街をひたすら10K走ることで得る情報や変化が味に与えることに
関係していると納得することは多々あります。
日々自分で季節を直接感じているからこそ季節の変化と豆が与えるものがこうも変わるとかその変化や大切にすべきもの
との選別やこの季節だから感じたい心地とかそれは日々変化して新しい豆の出会いやその年の出来とか相場の
変化とか諸々の変化の中で何を持続して何を感じ取るかという繰り返しです。今そんな中一番危惧されるのは
ついに来たかという感じで聞いたイエメンの豆が入荷が止まったという報でした。ずっと内戦がつづき、米の
撤退とか政権交代とかヨルダンやイラン、イラクでのイスラム国の弱体がある分、イエメンではその勢力の
巻き返しとか拡大とか不安定化が増しているのは今年から続いたことですが、珈琲豆にも来たかという感じです。
バイデン政権が環境問題から国内の天然ガスやシェールガスに厳しい姿勢をみせ、それが中東の情勢にも
影響しています。テレビでは米が探査機を火星に着陸させ、宇宙の覇権などを話題にしていますが、もっと
人々に知らせるべき情報があるのにという思いもします。でも、中東の人が100年後には宇宙に移住すると
言い出したのにはびっくりです。まあ、砂漠に住んでるとそんな気にもなるかと。
今年はアフリカの新豆にこの冬の終わりに感じるものも多く、知らない方も多いと思いますので
今一番勧めています。お楽しみください。