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島根の旅2011【温泉津温泉の町並み】

2011-09-05 | 島根の旅2011


石見銀山での長距離ウォークで汗をかいたあとやってきたのは、温泉津温泉。
石見銀の積み出し港や北前船の寄港地としてもにぎわっていたという温泉町は重伝建保存地区にも指定されている。
落ち着いた湯治場の風情が漂う町並みが残されていて、温泉宿が立ち並ぶ中に源泉かけ流しの外湯が二つある。
ここでとりあえず汗を流そうということに。





こちらは最も歴史の古い元湯。
十数年前にも一度、この湯治場の雰囲気に憧れてやって来たことがあって向かいの宿に泊まり、
ここの元湯に入ったことがあったのでとってもなつかしい~
前回入ってない薬師湯の方も気になったがやっぱりどっちか入るならこっちの元湯だなあ。
ただやたらお湯が熱かった記憶があったので、子どもたちは大丈夫かな・・と。





番台のおばちゃんがお湯は熱いけど、何度もかけ湯をして体を慣らしてから入ったら大丈夫!と。
温泉内は時が止まったような空間・・湯の花で茶色く変色した湯船と床がインパクト大。
十数年前に入った時となんら雰囲気が変わってないのが又うれしい。
湯船は二つ「あつい」と「ぬるい」があるのだけど、そのぬるい方がかなりの熱さ。
ここへ30年も通いつけてるというベテランの90歳になるというおばあちゃんが、何度もかけ湯して、
洗い場で休んで、を繰り返してゆっくり入るようにと指導してくれた。
90にもなるのにお元気そうなそのおばあちゃん、やはりここの湯に通いつけてるせいかなあ?!

元湯の玄関には立派な唐破風がついていて、その天辺に猫?!と思いきやこれはタヌキの彫刻;
昔タヌキがこの元湯の裏手で温泉に浸かって傷をいやしているのを発見したのがこの元湯のはじまりだったとか。





こちらは元湯の前の湯治宿「長命館」
短大時代の友人と泊まったことがあって、今回懐かしんでここへ宿をとろうかと連絡してみたがこの日はやってないと断られてしまっていたのだった。
結局いろいろ考えた結果、この日の宿は米子に・・





築約100年の歴史のある木造3階建の長命館。
中には木造の螺旋階段もある。





そしてこちらがもう一つの外湯「薬師湯」
元湯とは又趣の違う半円形の張り出しがモダンな雰囲気の建物。





薬師湯に隣接する木造の洋館は大正8年に建てられた旧薬師湯だった建物。
所どころに元温泉施設だった面影が残る・・現在は「震湯カフェ内蔵丞」になっている。





和風の湯治宿が立ち並ぶ中、ひときわ目を惹く美しい洋館。





この日、カフェはお休みだった・・
時間が遅かったからか?
中をちらりと見せていただいたが天井の装飾や階段まわりなど、格調高く凝った造りが見られた。





コーナーの窓が洋風チックなこんな建物も。





港に近いところにはこんな立派なお屋敷と蔵が。
温泉津の中でも最も古い住宅建築、二百数十年の歴史のある内藤家庄屋屋敷。





なまこ塀が美しいこんな路地も。
ぷにょさんが「温泉津の張り瓦」という記事にてこちらの美しいなまこ塀の魅力を語られている。





そしてやってきた温泉津港はひっそりと静まり返っていた。





港のそばには観光案内所があり、ここでも看板猫ちゃんが入り口で寝そべってくつろいでた。





コメント (2)
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