大分・佐賀の旅、とびとびになってしまっているが再開・・
別府で温泉地巡りを楽しんだ後、とりあえずここ旧別府市公会堂だけは内部を見学したいと思っていたので
暗くならないうちに行かなければ~とやってきた。
が、もう日は落ちてしまっていて、見学を願い出ると、暗いけど大丈夫ですか?と言われつつ
暗がりの中見せていただくことに;
この写真は朝もう一度行き直して外観を撮ったもの。
旧別府市公会堂は昭和3年に東京や大阪の中央郵便局を手掛けた逓信省の吉田鉄郎により建築されたもので
現在は別府市中央公民館として使用されている。
スウェーデンのストックホルムの市庁舎に影響を受けて建てられたそうで
建築当時はこのアーチ窓が並んでいる二階へ大階段が付けられていて、入ったところが1階で大ホールと休憩室、
2階には貴賓室と食堂、地階には大食堂、浴室、ビリヤードがあったのだそう。
建物両脇には富の象徴である甕が置かれていた。
玄関ホールの照明
大理石の階段
1階にあった畳敷きの部屋は大きなアーチ窓とアーチの柱のある部屋。
元地階なのでここはビリーヤード場だったのか?大食堂だったのか?
2階に上がると大ホールの入り口の両脇には天使の像が立つ水場がある。
冷房設備のない当時はここで涼を取ったのだそう。
大ホールの向かいの部屋。
この扉からして中が期待できる感じ。
ホールは鍵が閉まっていたが、こちらは開いていたので中も拝見。
わーー、この部屋も素敵。
壁と柱が青緑のタイルで覆われている。
電気付けて見たいのに、どこ探してもスィッチがなく;
写真はフラッシュでなんとか明るく。
この部屋は元は正面大階段のホールだったそうで・・現在は階段が取り除かれて会議室となっている。
このタイルの色、ほんとにきれいだった。
こちらの部屋は暖炉にシャンデリア付。
畳は後から敷かれたようだけど。
こちらのシャンデリアや壁の照明も吉田鉄郎のオリジナルだそう。
3連のアーチ窓が並ぶ。
更にこの建物の目玉のステンドグラス。
こちらも吉田鉄郎が自らデザインしたものだそう。
夜空に月と星、雲が浮かぶ。シンプルだけど美しいステンドグラス。
隣接していた別府市文化会館。
窓のしゃぼん玉風の格子がおもしろかった。