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兵庫環境体験館

2011-10-04 | 建築巡り・街歩き【兵庫】



スプリング8を後にし、やってきたのは兵庫環境体験館。
環境問題の大切さについて気付き、学び、知る為の施設だそうで、
この施設自体が環境関連技術を駆使して造られた展示物となっている。
設計は、この日栗ノ木谷公園で見たトイレ、スプリングテクチャー播磨を設計した遠藤秀平によるもの。





この建物の屋根と外壁に使われているものは錆鉄板といわれるものだそうで
ある所まで錆びるとそれ以上は錆びることなく、塗り変えなどの手入れがいらないというもの。
なので新たにゴミも出ず、お金もかからないというエコ素材なのだ。
エコなだけでなく、この赤錆た感じがかなりいい感じ。





こちらのロゴも錆鉄板が使われたもの。









外壁は錆鉄板と一部の屋根と壁は苔と芝生で覆われている。





緑はただ今、抜け落ちてる?ようで土がむき出しになってるけど・・
植物で建物を覆うことによって夏の間は建物内の温度を下げる効果が得られる。





建物内へ入ると、木の温かみに囲まれた空間が広がっていた。





丸太の三角トラスが美しい天井。
建物の屋根や壁はこの1111本のひのきの丸太の骨組みに支えられている。
この丸太は間伐材が使われているのだそう。





天井には天窓があって、光を取り込むと共に、太陽光発電システムも取り付けられている。





家具もオリジナルのものかなあ?
とてもユニークな形をしていた。





こちらの工房では団体向けに実験、工作などの体験型学習プログラムを要予約で実施しているそう。
私たちは個人だったので、牛乳パックを使ったエコ工作や新聞紙を使ったエコバッグなどを自由に作ることができた。





三つの部屋に分かれているこちらの施設の模型。
山の中にこの施設を造るにあたって、周りの木をできるだけ切らないよう配慮したり、
建物と地面が触れる部分を少なくするために足のような土台で支えたりと山をなるべく傷つけることなく工事を行ったのだそう。





扉の取っ手はこの建物の形を模したものかな?

環境への配慮やさまざまな工夫が凝らされ、更にデザイン的にも見応えいっぱいの兵庫環境体験館だった。







コメント
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