m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

多治見の旅2013【駄知町のタイルその一】

2013-03-20 | 建築巡り・街歩き【愛知・岐阜】
モザイク浪漫館の館長さんの車に先導されてやってきた土岐市駄知町。
私はこの町のことは知らなかったのだけど、千年以上も続くやきものの町だそうで町内には90余りの窯元があるそう。
美濃地方のやきものは昔から製品別の分業製で作られていて、ここ駄知町はどんぶりの生産で知られる。
モザイク浪漫館のある笠原はタイルと茶碗、他にも盃や徳利など町ごとに作られる製品が決まっているのだとか。




まず案内していただいたのは明治42年創業の地酒蔵「千古之岩酒造」
風格のある立派な建物。





驚いたのは裏へ回ると建物は大ぶりのタイルでびっしりと覆われていた。









渋い素敵な色合いのタイルは一枚一枚がかなり大きくて今ではとても珍しいものだそう。





館長さんが挨拶してくださり、作業場まで見せていた。
作業場の水周りにはこんな黒いタイルが使われていた。





重厚な鉄の扉もタイルの外壁にマッチしている。





この駄知町には今ではもう廃業してしまったが、銭湯が3軒あったという。
その一つであったという元「鶴の湯」の建物。
今はやきものの型を作る型屋さんが使われているそう。
館長さんはこちらのお宅にもアポなし?でピンポーンとベルを鳴らし
出てきてくださったお家の方に、「大阪からタイルを見に来たから見せてやってー」と紹介して下さった。





中へ招きいれられて、これまたびっくり!
今はやきものの型作りの作業場となっている壁面にはマジョリカタイルがびっしりと~
すごい!!





タイルは2種類。
葉っぱの曲線が優雅なアールヌーヴォー風の花のタイル。





そして、鶴?サギ?が魚をくわえてるタイル。









タイルだけではない。
ステンドグラスも残ってるではないか~





お風呂屋さんだった間取りそのままが残されていた作業場。
私は感嘆の声をあげっぱなし・・;





お風呂屋さんだった当時は2階は玉突き場などもあったそう。
2階の窓の外の手すりは洋風の趣が。

貴重なものを見せて頂きありがとうございました。

しかし・・これだけではまだ終わらない、館長さんのタイルツアーは更に続くのであった。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする