今月の建築講座で訪れたのは奈良の菖蒲池にある東洋民族博物館。
昭和3年に旧あやめ池遊園地の一施設として開館したという。
大正4年以来、人類学者フレドリック・スタール博士の助手兼通訳として世界各地を歩いた
初代館長、九十九黄人のコレクションのためのミュージアムだそう。
玄関の柱、上部につく装飾はドイツ表現主義やアールデコなどの影響を受けているとか。
玄関の両脇にはステンドグラスが入れられていて
中へ入ると左右対称に部屋があり、それぞれの入口は大谷石で装飾されたアーチになっている。
展示室には世界各国の民俗学的展示物があって、みんぱくの縮小版みたいな雰囲気。
ステンドグラスのあるところも大谷石によるアーチに囲まれ
ステンドグラスはアールデコっぽいデザインで、幾何学模様の中にも人の姿や突き出た足が見られ、オリジナリティがあふれる。
展示室には日本全国から集められたという絵馬の展示も。
離婚祈願の絵馬などは絵がリアルで面白かった・・