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大連の旅2017【中山広場の近代建築】

2017-09-26 | 大連&旅順の旅2017

大連の旅、ホテル、大連賓館にチェックインした後は、中山広場の近代建築巡りに繰り出した。

中山広場周辺は日本統治時代の大連で政治経済の中心地となったところで、

現在もその時代に建てられた建物がそのまま残され、現役で今も使われている。

現存する10棟のうち7棟が日本人建築家が建てたものだとか。

 

 

ちょうど大連賓館の中山広場を挟んで真向かいにある建物は1909年に建てられた旧横浜正金銀行大連支店。

妻木頼黄が基本設計したというバロック様式の建物。

現在は中国銀行大連市分行。

 

 

ドーム屋根にベージュ色のタイル貼り。

中山広場の中で唯一タイル貼りの建物だった。

 

 

正面玄関には一対の大きなライオン像が。

他の建物でも銀行の入口には決まったように一対のライオンの像を見かけた。

 

 

旧朝鮮銀行大連支店は1920年に中村與資平により建てられたルネサンス様式の建物。
 
現在は中国工商銀行中山広場支行として使用されている。

 

 

玄関前に並ぶコリント式オーダーは大連で最も美しいといわれたという。

 

 

1919年に松室重光により建てられた旧大連市役所。

 

 

中央の塔は京都の祇園祭の山車がモチーフになってるのだとか。

 

 

入口の唐破風状の軒や懸魚のような装飾、鳥居を思わせるような柱は和風も感じさせるなあ。

 

 

1920年に市役所と同じく松室重光設計により建てられた旧関東逓信局。

現在も大連市郵政局として活用されている。

 

 

 1910年、大清銀行の大連支店として建てられたルネサンス様式の建物。

中央はフランス風マンサード屋根、両脇にはドーム屋根が乗っている。

現在は中信実業銀行として営業中。

 

  

こちらは1935年、広場では一番最後に建てられたという旧東洋拓殖銀行大連支店。

設計は宗像主一。現在は中国交通銀行大連市分行として使われている。

 

 

装飾の入ったアーチ窓が連なる1階部分。

 

 

こちらの銀行にもライオンならず、羽の生えた獅子のような狛犬のような像が見守っている。

 

 

銀行の入口に、こんな犬猫用のケージ発見。

こういうの、日本では見かけないけど、あったら便利だなあ。

 

  

 

1908年、中山広場に最初に建てられた煉瓦造り2階建ての建物。

設計は前田松韻。で大連警察署として使われていた。

現在はシティバンクの建物として使用されている

 

 

 換気口のグリルも華麗だなあ。

 

 

こちらは1951年と新しい時期に建てられた大連人民文化クラブ。

 

 

コンサートホール、劇場として使われている。

 

 

 

 

玄関ホールのシャンデリアを真下から見て。

 

 

そして今回宿泊した大連賓館。

遠くから見てもやっぱり一番の風格と美しさ!

 

 

広場からは少し離れて、玉光街にある1928年に建てられた玉光街礼拝堂。

日本聖公会がイギリス国教会と共同で建設したものだそう。

 

 

 

郵便ポストもこの中山広場のヨーロピアンな雰囲気に合わせてか豪華なデザイン。

 

 

コメント
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