m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

ソウルの旅【韓国の餅(トック)】

2009-04-05 | ソウルの旅2009
餅、生麩、タピオカ、くづきり、ポンデケージョ・・などなどもっちり系食感の食べ物には目がない私なので韓国の餅、トックにも興味津々。
今回はタッカンマリのお店の特製トックの粘り強さや屋台で食べたトッポギ、餅カフェ、チルシルの餅ケーキも不思議な食感で韓国の餅をいろいろ楽しめた。
韓国の餅はうるち米で、日本のように米粒のまま蒸してつくのではなく米粉にしたものを練って作るそうで日本のものより弾力がある。





楽園洞の餅屋街は宮中餅の専門店街として30余年の歴史を持つ餅屋が集まっている。
カラフルな餅は見るだけでも楽しくなってくる。





残念ながら餅は日持ちしないのでここでは見るだけに・・





そして国伝統食研究所が経営する餅カフェ「チルシル」へ。
今風にアレンジされた見た目もかわいい餅や餅ケーキが並ぶウィンドウ。





飲み物を頼んで、ここで好きな餅を選ぶシステム。
エスプレッソ餅やりんご餅、かぼちゃ餅など・・
私はかぼちゃのトックケーキを試してみた。
餅粉で作ったケーキはしっとりした食感。





こんなきれいなホールのトックケーキも。





お店のインテリアもかわいい。




五味子花茶は甘酸っぱく冷たいお茶。





チルシルの3階には餅博物館があり、ここで飲食した人は入場無料で見学することができる。
祭事や宴席での伝統食であるさまざまな餅(トック)や餅作りの道具などが展示されている。





秋夕の時期に必ず作るという松の葉をしいた上で蒸し上げた松餅。





きな粉を蜂蜜でこねて型おししたタシクというお菓子を作る型。





トックにトッポギ、空港で伝統餅菓子を買い込み冷凍保存したので、もうしばらくしたら友だちを招いてトックパーティをしたいなあと。

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ソウルの旅【ソウルの近代建築】

2009-04-04 | ソウルの旅2009
朝の一人早朝散歩や観光ついでに家族と見たソウルの近代建築。
場所が分からないところは事前に韓国観光公社へ問い合わせ、最寄の地下鉄の駅などを教えて頂いた。




貨幣金融博物館は1912年辰野金吾設計による建物。
日本統治時代は発券銀行であった旧朝鮮銀行本店。
韓国建国後は韓国銀行本店として使われてきた。
朝鮮戦争で焼失した内部は1989年に復元され、2001年から博物館に。

向かいには新世界百貨店や第一銀行第一支店などの近代建築も。





早朝散歩で一度訪れたが、内部も見てみたかったので家族と一緒に再びやってきた。
世界各国の貨幣や模型金庫、お金にまつわるいろいろな展示、美術品のギャラリーなどもあり、子供たちも意外と楽しんでいた。





シャンデリアが豪華な広々とした展示室の大空間。





旧ソウル駅舎は1925年に辰野金吾の門下生塚本靖により設計された。
2003年に駅舎としての役目を終え、今後は博物館への改装が予定されているそう。





明洞聖堂は1898年築の韓国最初の煉瓦造りの教会堂で、国内唯一の純粋ゴシック様式の建物。





静かで厳かな早朝の礼拝堂。









明洞は日本統治下では明治町(現明洞)、本町(現忠武路)、黄金町(現乙支路)と呼ばれ、一番の日本人繁華街だったそう。
当時の名残の近代建築が少数残っている。
1936年築旧明治座(戦後は国立劇場)は外壁のみを残してミョンドン芸術劇場に改装工事中。





徳寿宮キル沿いの貞洞第一教会





同じく徳寿宮キル沿いのソウル市美術館は1928年築の旧最高裁判所庁舎のファサードだけを残して新築された建物。





天道教中央大教堂は1921年辰野金吾の弟子、中村与資平による設計。
外観はセセッション風?な装飾が。









優美なステンドグラス





ソウル大学校病院?まだ奥に医学博物館となってる建物があったようで、
見逃してしまったみたい;





西大門刑務所歴史館は日本統治時代の1908年に日本によって建てられた元刑務所だった建物。
日本政府による残虐な支配ぶりを展示した博物館。
生々しい拷問の様子や展示物、独房の様子を見て、とても重く心苦しい気持ちに・・





赤煉瓦の獄舎は現在修復中だった。


この他に見た近代建築や建物細部の写真は後ほど時系列で綴る予定の旅行記のブログにて。

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ソウルの旅【徳寿宮】

2009-04-03 | ソウルの旅2009


徳寿宮の毎朝9時半からの日本語ガイドツアーに参加した。
韓国初の西欧建築物があり、東西の折衷様式の建築が興味深い徳寿宮を見学することに。
ツアーの参加者は我が家だけだったのでガイドさん貸切状態?で説明してもらえ
た。

徳寿宮は元は王族の邸宅で、文禄の役で正宮が焼失したため一時的に正宮の代わりになり、19世紀後半、第26代・高宗により再び正宮として整備された建物。

中和門は徳寿宮の正殿である中和殿の正門。
1902年に創建された木造建築。





門の前にいる石像は善悪を見分け正義を守る「ヘテ」という想像上の動物で、妙に愛嬌がある顔をしてる。
この度ソウル市のシンボルになったそう。
鼻の穴に指を突っ込む息子に、「韓国の子供と同じことしますね~」とガイドさん・・;





1902年に建立された徳寿宮の正殿、中和殿。
王室の公式行事が行われた場所。
一万ウォン札にも描かれている繁栄を表す月と太陽の描かれた屏風や天井には皇帝を象徴する竜が刻まれている。





色鮮やかな丹青が施された屋根。





1910年に完成した石造殿は御影石でできた古典主義様式の石造建築。
イギリス人技師ハディングが設計。





1937年に完成した石造殿の西側にある石造殿別館。
現在国立現代美術館別館となってるが、この日は企画展が終わったばかりで休館中だった。

石造殿前の庭園と噴水もイギリス式庭園で韓国初のヨーロッパ式庭園。









屋根の四隅に置かれている像は厄除けの為のもので、ここでは西遊記の登場人物が載せられている。
この像の数が多いほど建物の格が高いのだそう。





王宮の中で建立された最初の洋式と韓式折衷の建物。
ロシア人建築技師によって設計された。
高宗皇帝が茶菓会を催したり、音楽を鑑賞したりした休息の場。





柱の上部には龍、蝙蝠、花瓶など韓国伝統模様が装飾されている。




空は澄み渡って天気は良さそうだが、この日の朝は気温が零下2度まで下がり、このガイドツアー中も実はめちゃめちゃ寒かった~





咸寧殿は高宗皇帝の寝殿として使用された建物。





主に外国使臣や大臣を迎えるための接見室として使われた建物、徳弘殿。
色鮮やかな天井の装飾は復元されたものだが、当時は白は貝、黒は松脂、緑は緑青などの自然の塗料を使って手描きされていたそう。
電気が使われたという西洋風のシャンデリアも。





オンドルの焚き口。





オンドルの煙突は火事などを防ぐ為に建物から少し離れた場所に建てられている。





徳寿宮の外壁。
秋は銀杏並木がとても美しいそう。





韓国の伝統的な様式の建物の中に西欧風の建物が混在した不思議な雰囲気を持つ王宮だった。





この徳寿宮から続く道、徳寿宮キルはソウル市美術館や貞洞第一教会など近代建築も見られる雰囲気のいい散歩道。
この日のツアーが始まる前と別の日の早朝に二度散歩した。

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ソウルの旅【韓国の食】

2009-04-02 | ソウルの旅2009


韓国料理は旦那も私も大好きなので、食事は今回の旅では楽しみにしていた目的の
一つ。
食べたい物がたくさんで3泊4日ではなかなか予定していたもの全部は食べきれなかったが、できるだけいろいろなものを食べた。
ここではお店で食べた料理を。

「忠武路デジカルビ」にて食べたデジカルビとサムギョッサル。
韓国の焼肉屋さんは肉を頼むと付け合せにサラダや味噌汁、サンチュや様々な種類のキムチがついてくるのがうれしい。
サンチュに肉を載せ、キムチや味噌などを包んで常に野菜と一緒に食べるので韓国の焼肉はヘルシーだし。
サンチュやえごまの葉やキムチは、なくなるとどんどん追加(もちろん無料)してくれるのがいい。





韓国独特の極細で弾力のあるのびる冷麺は焼肉の後にさっぱりしていい感じ。





老舗の河東館でコムタン(コクのある肉スープ)の朝食を。
ユスク(ゆで肉)とセンマイ、ご飯が入ったスープに塩こしょう、キムチなどで自分で味付け。
あっさりとしたやさしい味わいで体が温まる。





前回釜山で食べた時にはまった「カムジャタン」
豚の背骨と丸のままゆでたジャガイモがメインの鍋。
スープにコクがあってとても美味しい。





そして鍋の後のポックンパ(炒めご飯)が最高に美味!!





東大門のタッカンマリ横丁へ。
タッカンマリは洗面器のような鍋に鶏が丸ごと一羽入ってる。
いきなり鶏をはさみでジョキジョキ切り出すアジュマに子供たちは口をあんぐり開けて見入ってた。
衝撃だったのか?子供たちは肉を食べれず;

鍋のスープはあっさりしたものなので特製のつけダレで食べる。
追加ででジャガイモやトックを頼んで入れたがこのお店特製のトックはとても
弾力があって美味しかった!





韓国では超ポピュラーな麺料理のチャジャンミョン。
街中の中華料理屋さんで食べれる黒味噌を使った麺料理。





餅で包んで食べるというサムギョッサルのお店「トッサムシデ」。
軽く焼いた薄い餅にこんがり焼いたサムギョッサルを挟んで食べると至福の美味しさ・・
ソースは6種類と豊富、ヨモギ入りきなこ餅などもあったりして、きなこ餅と肉の不思議なコンビネーションが楽しめた。
餅に包むのはライスペーパーからヒントを得たのだそう。





最終日の朝、全州中央会館へ石焼ビビンバを食べに。
30種類以上の具材が載る石焼ビビンバ。

以前来た時に食べた真鍮の器に美しい彩りのビビンバが印象的だった「古宮」へ行きたかったのだけど、開店時間が遅くて断念~





全州中央会館のパジョン。





日本とは違う韓国の食文化も興味深い。
韓国では食器を持ち上げて食べるのはマナー違反で、箸よりスプーンがメイン。
なのでスプーンがとても使いやすい形をしている。
逆に箸は持ちにくいのだけど。

そして食器には陶磁器や漆器が普通の日本ではありえないステンレスや石なども多用されてる。
「冷飯を供するのは失礼」という食習慣があるため保温性に優れた石の器や鍋が
よく使われるのだそう。

更にビビンバをはじめとして何でも混ぜる習慣が面白いなあと。
前回行った時に驚いたのがパッピンスというパフェのようなものまでひたすらぐちゃぐちゃに混ぜて、それを数人でつつき合って食べていたこと。
日本ならアイスが溶ける~とか、まぜるのはちょっと見た目も汚いかも?って思ってしまうのだけど、韓国では混ぜれば混ぜるだけ美味しくなるという習慣があるみたい。
カレーライスも全部混ぜてから食べるのが普通なのだそうで・・
お隣の国なのに180度違うこともある生活習慣が興味深いなあ。



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ソウルの旅【国立中央博物館】

2009-04-01 | ソウルの旅2009


ソウル到着後、まず最初に訪れたのがこの国立中央博物館。
2005年に誕生したという規模では世界で6番目、所蔵品も世界の有名博物館に肩を並べるという博物館。
この韓国の国立中央博物館は植民地から開放された年に開館して以来60年間、
諸事情によりずっと場所を定められず転々としてきて、今回念願の誕生だったのだそう。
私が17年前にソウルへ初めて来た時に見た国立博物館は朝鮮総督府だった建物が使われていて、その建物は保存か解体かの議論の末、取り壊されてしまったようだ。





国立博物館敷地の入り口には韓国の伝統的な建物によく見られる漆喰の中に煉瓦や瓦を埋め込んで模様が描かれた塀が。





8年間の大工事を経て造られたというだけあって、近づいてみるとほんとに巨大で威圧感のある建物がそびえ立っていた。





この円形のコーナーが入り口。





エントランスホールの吹き抜けの大空間も圧巻~
この博物館にはどんなお宝が眠っているのだろうと期待感が高まってくる。





博物館の真ん中を走る展示空間をつなぐ「歴史の道」といわれる廊下。
トップライトから自然光がふりそそぐ吹き抜けの気持ちのいい空間。
展示室はこの廊下を挟んだ左右に1,2,3階にある。





数々のお宝を堪能した後、子供博物館の方へ。









子供博物館には博物館の展示物のレプリカやそれらを題材にした実際に触れて遊べるコーナーが充実。
本物と同じ重さの鎧兜を着れるコーナーや古代の土器などが並んだおままごとコーナー、民画などを題材にしたパズルは子供たちも夢中でやっていた。





実際の博物館にあった石塔を模した立体パズル。
こういうところで遊んでから本物を見に行くと子供たちも興味を持ちそう。





ミュージアムショップも充実。
お値段は少しお高めだがハイセンスなグッズが並ぶ。





その中で自分の目を惹いた瓶の形のカレンダー。





カレンダーは別に要らなかったのだけどその素敵なデザインに一目惚れして、更にお値段が半額になってたので購入した。
素敵な色合いの韓国の絵画が描かれたカレンダー。
見本ではこの瓶の真ん中に渋い造花が挿されていてそれも素敵だった。





カレンダーとして使い終わった後はこんな風な瓶のオブジェにもなるみたい。





博物館見学後は石造文化財も展示されている野外展示場も散歩したがあまりの寒さに早々に引き上げた;
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