夏休み前に作っていた猫型シュガーポットが焼き上がった。
今回は陶芸教室に新しく加わった新色、白鳳釉で焼いてもらったのだけどマットな乳白色で
好みの雰囲気に仕上がっていたのでうれしい。
後ろから見た感じ。
スプーンの柄をしっぽに見立てて。
今日作ったのは耳付き楕円鉢(写真は耳つける前)と
この得体の知れない物体はというと・・
石見銀山の群言堂で見た一輪差し付き箸置き。
のデザインをそのままパクってみた・・;
昨日は建築講座にてカトリック豊中教会へ訪れた。
ここは以前一度訪れたことがあったが、この日の講座ではまたいろいろと新たな建物の魅力を知ることができた。
昭和14年にチェコスロバキア出身のヤン・ヨセフ・スワガーにより建築された建物。
モダニズムと仏教寺院風が併存した建物とのことで
教会でありながら正面の塔には寺院風の高欄が廻っている。
聖堂内は杉の丸太の柱が連なる様子は同じチェコ出身の建築家、アントニオ・レーモンドの影響を受けているそう、
天井は欅のべニヤが用いられた格天井とのことで木の質感が伝わる和風の内装。
縦長の格子窓が連なる明るい聖堂内。
祭壇の上は折り上げ格天井になっていて、その格天井にトップライトが設けられている。
日本の格天井とヨーロッパ式のトップライトが融合した大変珍しい画期的なデザインなのだそう。
十字架をモチーフにした扉の装飾。
祭壇脇の照明も和風で十字架モチーフのデザイン。
あちらこちらに十字架がモチーフの凝った装飾がほどこされている。
丸窓ははめ殺しでなくこんな風に開閉可能だったとは・・
こちらは告解室とのこと。
真ん中に懺悔を聞く神父さんの部屋、両脇には告解部屋が設けられている。
部屋の上にはランプがついていて使用中か否かがわかるようになっている。
キリスト教ならではの設備に興味津々・・
中の様子も見せて頂いたがブログへは控えさせていただくことに。
そして聖堂に隣接している集会室へ。
聖堂内と同じく縦長デザインの格子窓が三方にとられていて明るい光が差し込む。
同じく木造で窓のデザインは同じだけれど、こちらは白いペンキが塗られてるということで
一気に洋風感が増してるとのこと。
ほんとに、ペンキで木の風合いが消えるとこんなに印象が違うとは・・
祭壇上のトップライトはこちらの破風の明かり採りからの光が届くようになっているそう。
ドアのすぐ横に配置された窓はモダニズムならではのデザインだとか。
カトリック豊中教会の見学を堪能した後は、駅前の豊中クラブ自治会館へ向かった。
途中にあった飾り格子のついた丸窓がポイントのかわいいお家。
こちらの豊中クラブ自治会館は明治44年に箕面駅前に建てられた日本最古のカフェ、カフエーパウリスタの1号店であったといわれる建物。
大正6年にはすでに豊中に移築されていて自治会館としても90年をこえる歴史を持つそう。
トタンに覆われた建物の下を覗くとアーチ状の窓が連なる。
二階の広間にも三連のアーチが並び、建築当初の窓枠などが残されている。
アーチの向こうは当初はテラスだったそう。
天井には型押しされた装飾も。
見学の後はぷにょさんが見学途中で目をつけていた喫茶店「ブーケ」へご一緒させていただいたが
そこの喫茶店の内部には花模様がかわいいイタリアンタイルがふんだんに使われていて、
トイレの中もあっと驚くような斬新なタイル使いに皆、驚愕?!
豊中はわりと近くなので油断して?いたが駅前も細かく見るといろいろと見どころがあるようで・・
この日も半日、満喫できた。
南禅寺大寧軒と並河靖之七宝記念館を見学した後、祇園まで戻ってきた私たちはお茶することにした。
この前偶然ネットで見つけて行ってみたいと思っていた「ぎおん 石」へ。
一階は世界各国の石が集められたショールームになっていて、二階へ上がると「喫茶 石」がある。
ショールームの店員さんに導かれるまま赤白のツートンカラーが素敵なレトロなエレベーターに乗り二階へ。
エレベーター周りは洞窟?の出入り口のごとく石に取り囲まれている。
エレベーターから降りるとそこは喫茶フロアになっていた。
落ち着いたウッディーな店内。
壁から垂直に飛び出す照明!
こんな照明の付き方は初めてみたような・・
後で見ると外観にもこの飛び出す照明のモチーフが使われていた。
存在感のある大きな石の柱も店内のアクセントになっている。
カウンター付近も所どころにアールが取り入れられやわらかくレトロな印象。
トイレの中も~!
包み込まれるような?空間が・・
ここで食べたのはごく普通のあんみつだったけど。
帰りはビルの真ん中の吹き抜けになってる階段を下りた。
階段の踊り場も何気にアートな空間が作られていた。
あらためて外観を見てみると、複雑で斬新なデザインが。
この辺は今まで何度も通ってたけど全く気付かなかったなあ。