m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

祇園・東山界隈で出会ったタイルなど

2018-08-15 | 建築巡り・街歩き【京都】

長楽館とアカガネリゾート、河原町駅へ歩く途中に出会ったタイルたちいろいろ。

めり込んだ瓦が楽しい壁。

 

 

白碗竹快樓 という中華料理店の入口の腰壁にびっしりと埋め込まれてた。

柵がちょっと邪魔だったけど、

 

 

柵の間から覗き込むと、ユニークなデザインの瓦がいろいろ。

 

 

 

 

 

途中ひと休みしてかき氷。

 

 

壁面いっぱいに大小の花のように放射状にラインが入った円形タイルがびっしり。

 

 

 

 

そして、ぷにょさんがふと路地を覗き込んだちりめん山椒屋さんのアプローチに見つけた敷き瓦。

 

 

表面は踏まれて釉薬がはげかかっているものも多かったが、様々な文様が刻んであったり描かれていたり

 

 

染付の花模様が描かれたもの、かなり大雑把にフリーハンドで彫られたもの、

 

 

織部風の絵付けがされたものも。

隅の方には織部の鮮やかな釉薬が残っているものもあった。

ぷにょさんはじっくりとタイル調査しそうな勢いだったが、とりあえず写真に納めて先へ進んだ。

 

 

瓦が石と木と一緒に塀の一部になってるのもよく見かけた。

 

 

こちらにも表面にひっかき模様が入ったような瓦が並ぶ塀。

 

 

マンションの壁面にもラブリーなタイルが。

 

 

うっすらパステルグリーン混じりの色もかわいいけど、四隅に押された印花紋がポイントに。

 

 

四隅の間に押された小さな印花紋は釉薬に埋もれてしまったみたい。

でもこれくらいがちょうどいい感じ。

 

 

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アカガネリゾート京都東山

2018-08-14 | 純喫茶&リノベカフェなど

長楽館の 御成の間を見学した後、やってきたのはアカガネリゾート。

大正14年に建てられた邸宅がリノベーションされて、現在はレストランやカフェ兼ウェディング施設になっている。

この日はこちらで、邸宅見学を兼ねてランチをすることに。

 

 

こちらの邸宅は江戸時代から約250年続く京の老舗企業であり、日本を代表する銅加工メーカー「三谷伸銅」の邸宅だったそう。

 

 

珍しい杢目が現れた入口の門の軒裏

 

  

玄関までのアプローチにはあかがね色の銅を使ったオブジェが点在。

 

 

玄関ホールの天井には新しいものだけど、孔雀の図柄の西陣織の天井画が描かれてた。

 

 

これは孔雀の羽を模した銅板で作った飾りのよう。

 

 

建物見学の前に食事をすることに。

見た目も美しい美味しいお料理だった。

 

 

デザートも斬新・・

みたらし味のキャラメリゼが乗った和と洋が融合したスィーツ。

ここで、しばしゆっくりと皆の夏休みの旅の話をいろいろ聞かせてもらった。

今年の夏は我が家は受験生がいるため、家族旅行はどこへも行けず軟禁状態なんでうらやましい・・

 

  

で、食後に貴賓室となってる部屋を案内してもらおうと思っていたのだが、

さすがに土曜なんでお部屋は使用中の為、外から眺めるのみに(涙)

 

 

貴賓室の外観はタイル貼りで、庭に面した扉には青銅の格子が入れられている。

扉上部にはステンドグラス。

 

 

正方形のタイルがびっしりと。

 

 

均一でない色味がいい味わいのタイル。

 

 

先ほど食事をしたお部屋をお庭から。

二階の床をぶち抜いて吹き抜けにしたという部屋は天井周りに赤金色の銅板が貼り巡らされているという斬新なしつらえ。

 

 

庭園には石橋がかかり、全て形の違った石灯籠が点在。

 

 

敷地700坪の広大な庭園には建物も点在している。

傾斜面に建てられていたようで、庭から見るとその傾斜を生かして建物が建てられているのがよくわかる。

 

  

 

 

こちらはカウンターで食事が頂けるというレストランに。

扉などは古い建具のまま使用されているという。

 

 

扉を透かして見ると、中には鮮やかな新しいタイルが使われていた。

新旧の融合も素敵だなあ

 

 

 

 

小高い位置に佇むのは望楼棟といわれる建物。

 

 

裏門から入ると望楼棟までの階段が目の前にのびている。

 

 

現在はブライダル用の控室やサロンなどとして使われているそう。

この日も残念ながら、打ち合わせで使われていたようで、中は見れず;

 

 

屋根や樋などに青銅がふんだんに使われている。

 

 

近くからは見えなかったが、通りの方から眺めると屋根の上には青銅の鴟尾が見える。

火除けのおまじないだそう。

 

 

建物そばにあったのはこんなタイルテーブル。

 

 

めちゃめちゃ鮮やかできれいな色のタイル!

テーブルの縁まできっちりと役物のタイルが使われてて、パーフェクト?なタイルテーブルだった。

係の方には暑い中、庭園内を親切に案内して頂き、貴賓室は心残りだったけど・・楽しいランチタイムだった。

 

 

 

 

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京の夏の旅2018・長楽館・御成の間

2018-08-13 | 建築巡り・街歩き【京都】

建築仲間と、京の夏の旅特別公開中の長楽館の御成の間と邸宅レストランのあかがねリゾートへ見学を兼ねて行ってきた。

こちらの長楽館は「たばこ王」と称された明治時代の実業家、村井吉兵衛により明治42年に迎賓館として建てられた建物。

設計はアメリカ人技師J.M.ガーデナー

 

 

玄関はアーチの扉上部と両脇にステンドグラスが入り、天井に反射した照明の影が放射状に広がってキレイ。

 

 

1階の客間はロココ様式の華麗な装飾のある間。

現在はここでアフタヌーンティーができるようになってる。

 

 

元温室のサンルームはショップになっているようだった。

遥か昔、女子大生の頃、レディースホテル長楽館に宿泊した時、このサンルームが朝食会場になってて

このステンドグラスのある前で朝食をとったことがある。

 

 

重厚感あふれるバロック風の階段室。

 

 

2階は元喫煙スペースとして使用されていた部屋でオリエンタルな内装にステンドグラスや床にはタイル、

洋風と中華風が混じりあったようなお部屋。

 

 

ヨーロッパの風景を描いたようなステンドグラス。

開け放たれたこの部屋の扉にもステンドグラスが入れられてる。

 

 

 

そして床にはミントンらしき?タイル

 

 

縁取りも豪華絢爛。

以前に喫茶室へ来た時にゆっくり見たことはあったのだけど、

この日は喫茶室利用の客ではないので急き立てられるように、三階へ導かれてしまった;

 

 

そしてこの上が特別公開部分に。

 

 

2階までの階段はこってり重厚感のある洋風だったのに、

3階へ上がってくると、階段ホールには洋風の漆喰装飾もあれば、和風の欄干も巡らされ、

洋風と和風の境目で不思議な融合が見られる。

 

 

 

 

3階の階段ホールにつけられてた照明は純和風のものだったが、

 

 

茶室の入口上部につけられていたのはこんな洋風の風変わりな照明。

 

 

そして茶室、長楽庵へ。

長楽庵は表千家の茶室、残月亭を模したと伝えられる茶室だそう。

入口正面には半円アーチの窓があって、内側には障子の扉がついている。

 

 

書院造で作られたという12畳の茶室には2畳もある床の間があり、

 

 

部屋の両脇にはステンドグラスの入った丸窓があり、そのデザインは和柄。

水の流れと桜。

 

 

こちらは紅葉。

  

 

水屋の奥には階段が付けられていて、部屋の中からも3階へ行けるようになっている。

  

 

そしてこちらが御成の間。

金箔を用いた襖絵はきらびやかで、

 

 

豪華絢爛な折上格天井。

 

 

 

 

 

天井につく照明はバカラのシャンデリアだそうで

 

 

格天井をつなぐ金具は村井家の家紋、三つ柏があしらわれている。

 

 

書院造の和室は、床の間に

 

 

違い棚、付書院、そして華頭窓などが見られ、

窓からは円山公園が望めるロケーション。

1、2階の豪華な洋風の部屋に負けず劣らず、格式高くゴージャスな御成の間だった。

 

 

襖の引手の金具も三つ柏が描かれてた。

 

 

御成の間でないけれど、こんな横に長い楕円形の引手も初めて見たかも。

中の模様は菊の花?

この後はアカガネリゾートへ向かった。

 

 

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深草の近代建築

2018-08-09 | 建築巡り・街歩き【京都】

 

子供の付き添いで京都へオープンキャンパスへやってきたついでに伏見区深草の近代建築を少し巡ってきた。

聖母女学院の建物は明治41年に建てられた旧陸軍第16師団司令部庁舎だったもの。

 

 

門が開いていたので、中から見せてもらおうとしたらこの小さな門衛所から門衛さんが

出て来られ、ここから先は見学申し込みが必要とのこと。

この門衛所もかわいいなあ。

 

 

煉瓦造りの重厚感のある建物、現在は事務棟として使用されているそう。

 

 

 

聖母女学院の隣にあるのは昭和26年建築、日本カトリック教団カトリック伏見教会

 

 

 

 

三連アーチのある正面玄関

 

 

正面玄関前の石にマリア様が腰かけてた。

 

 

正面玄関は閉ざされていて、側面の出入り口へ。

こちらは自由に出入りできるようになっている。

 

 

 

 

 

木組みのトラスが美しい内部

 

 

 

 

 

 

  

 

 

トラスの持ち送り部分のデザインも美しい。

 

 

アーチ窓に入れられていたステンドグラス。

 

 

色違いで2種類

 

 

小さな花の聖テレジアを描いたステンドグラス。

 

 

京都橋本親子の殉教図が描かれたステンドグラス。

  

  

 

同じ敷地内にある司祭館

  

   

昭和2年に建てられた井上治療院。

玄関周りは新しくリフォームされていて、現役の医院のよう。

 

 

周りの町並みもレトロなお店があったり、古い町屋があったりする。

時計、宝石、眼鏡のイラストがわかりやすいお店。

 

 

複雑な文様の面格子。

 

 

とある民家の玄関先のモザイクタイル。

 

 

 

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ヘアードネーション体験

2018-08-07 | 趣味その他

*不気味ですみません;

 

先日、念願の?!ヘアドネーションをしてきた。

2年、いや3年がかりでなんとか髪を伸ばしてきたのだけど、

この前、この夏の暑さと髪の重さに耐えかねて、これ以上はもう無理~と、ショートヘア覚悟でいってきた。

ヘアドネーションというのは、病気や事故など何らかの事情で頭髪に悩みをかかえる子供たちに

献髪のみで作ったメディカルウィッグを無償で提供するという活動で、

最初、娘が興味を抱いて一緒に伸ばし始めたのだけど、途中で挫折、私が後を引き継ぐ?ことに。

ヘアドネーションには最低でも31cmの髪が必要というのがハードルが高いところなのだが、

もう少し短くてもよければもっとたくさん集まるんじゃあないかと、美容院で伺ってみると、

髪はウィッグにする際、二つに折り、ループ状にして縫い付けるので、31cmの髪は半分の15cmになってしまう。

やはり最低でもこの長さは必要なのだそう。

又、長い髪を望む子どもたちもいるので、長ければ長いほどよいらしい。

更に一つのウィッグを作るには30人分のドネーションが必要なのだとか。

ウィッグは中国で作られているそうだが、製作にも相当なお金がかかるという。

ドネーションされた髪はランク分けされ、年齢が若ければ若いほど、ランクが高いのだそう。

しかし、白髪でも、カラーした髪でも、パーマの髪でもOK

集められた後、黒く染められて、縮毛矯正をかけられて使用されるそうだ。

美容院の方のお話によると、中国ではウィッグを作るために、村ごと安い値段で契約して

ウィッグ用の髪を集めているとか。

中国のウィッグ工場へも見学に行かれたという美容院の方に、へえぇ~~、というお話をいろいろ聞かせて頂けた。

今回、私は中学生以来のショートヘアに少々ビビりながらも、

一つのウィッグを作るための30人分の1、という小さな貢献だったが

重かった頭が一気に軽くなり、洗髪も楽になってすっきりした~

 

 

 

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京都タイルウォーキング

2018-08-03 | 建築巡り・街歩き【京都】

この日は京都市議会場と、スプリングバレーブルワリーのタイルと、もう一つのメインは石田愛商店さんの素敵モザイク。

これまたTTK諜報部員による有難い情報を頂いたので早速駆け付けた。

 

 

子供和装品の企画、製作卸販売をされている石田愛商店。

2階、3階部分はタイル貼りのアーチ窓が並ぶ洋風建築。

 

 

1階の入口扉、窓上部の欄間にはステンドグラスがずらりと1列入れられてる。

 

 

そしてお店の方に断わりを入れて見せてもらった。

扉を開けると、玄関部分の床にびっしりと敷かれたモザイクタイル。

床一面とは、圧巻!

 

 

素敵なデザインだ~

 

 

内側から見たステンドグラスは外からの光を受けて輝く。

下半分は後付けのシャッターのカバーか何かで光がふさがれてしまってるが;

 

 

照明もモダンだなあ。

ご親切に見せて頂きありがとうございました。

 

 

その後、ぷにょさんが押してたタイル壁発見!

 

 

大ぶりのタイルはチョコレートのような立体感ある形、ボリュームもたっぷりでリッチなタイルだなあ。

 

 

 

 

緑のタイルに覆われた建物。

 

 

ギザギザと段差のある壁面が珍しい。

 

 

おしゃれな照明もついていた。

 

 

数珠屋さんの巨大な数珠が飾られたウィンドウとタイル壁

 

 

 

 

 

 

 

 

日用品を売るお店。

 

  

2階の壁面と1階の柱は石混じりのざらざらタイル。

 

 

タイルと郵便受け。

  

 

2階の壁面がしみぽたぽたタイル

 

 

天辺に控え目な装飾が入ったタイル貼りの建物、西湖堂印刷株式会社

 

  

金翠堂という画材屋さんの建物も味わいがあった。

 

 

 

古びた看板がかかる入口は和風の趣だけど

 

 

上げ下げ窓が並ぶ側面は洋風で和洋折衷の建物に。

 

 

1階の窓枠は銅板貼り?2階は石貼りに。

   

 

他にも民家の壁に使われてたタイルいろいろ

 

 

 

 

 

 

玄関脇に丸窓がついていたちょっと可愛い雰囲気の建物。

  

 

四条烏丸から石田愛商店、スプリングバレーブルワリー京都、京都市役所のコースで

周辺の町歩きを楽しめた。

 

 

 

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スプリングバレーブルワリー京都のタイル

2018-08-01 | 純喫茶&リノベカフェなど

京都市議会場一般公開へ行った日、わざわざ暑い中出かけたのも、ちょうど前日にTTK(タイル友の会)

調査部員による1件のタイル情報を得たからだった。

それは錦市場の近くに昨年にオープンしていたという築100年の町屋を改装したというクラフトビールのレストラン

「スプリングバレーブルワリー京都」。この中にある洋館にすばらしいタイルが潜んでいると。

 

 

はやる気持ちを抑えつつ、とりあえず、昼ごはんにとランチセットのピザと、せっかくなので

たくさんの種類のクラフトビールの中から、ジャズベリーのハーフサイズを頂くことに。

フルーティーで飲みやすかった。 

 

 

後で洋館の中を見せて頂きたいと、受付のお兄さんにお願いしたら、了承頂けたので、

食後に案内してもらった。

中庭に面して洋館と主屋があり、お兄さんの話によると元木綿問屋の邸宅を改装して、その倉庫として使われていた部分が

レストランになったとのこと。

  

  

洋館は迎賓館として建てられたそうで、外壁もタイル貼り。

タイルが重なるように貼られているのは下見板貼りならぬ下見タイル貼り?!

 

 

2階の窓周りには凝った装飾の入ったタイル?テラコッタ?が巡らされている。

 

  

 

重厚な石造りのアーチに囲まれた入口の扉には雷紋装飾や扉や欄間にも中華風の意匠が。

 

 

扉を開けると、床にはタイル!タイル!タイルーー!

玄関スペースには織物のように敷かれたタイルが床を埋め尽くしてた。

 

 

網目状やヘリンボーン状に貼られたタイルは細かなラインの地模様が入っていて、木のような風合いも醸してた。

 

 

 

 

 

玄関の腰壁には大判のタイルが大きさ、形もランダムに貼り巡らされてる。

 

 

玄関にあった照明

この壁は何か剥がされたような?跡があるけど、何が貼られてたのか?

 

 

階段の上がり口にマットのように貼られてたタイルは大小の正方形のタイルを組み合わせて

ちょっとバラバラした感じに貼ってあるのが面白かった。

 

 

階段を上がったところのタイルは今度はモノトーンの網目状。

 

 

アールデコ調のステンドグラスも。

 

 

この日は雑誌か何かの取材で撮影が入ってるとのことだったが、少し部屋を見るのは大丈夫と言われていたのだが・・

ちょうどこの時は会議か何かの取り込み中だったようで、

なんと、この先の部屋は見ることができなかった~

調査部員の報告によると、部屋の中にはタイルが貼られた暖炉もあったようで・・

無念・・

食前に案内してもらえばよかった・・ 

お兄さんは申し訳なさそうにしてたが、、又の機会に来ることにします。 

 

 

トイレや洗面所は新しいものだったが、洗面周りには渋いタイルが使われ、周りと調和していた。

 

 

 

 

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