長楽館の 御成の間を見学した後、やってきたのはアカガネリゾート。
大正14年に建てられた邸宅がリノベーションされて、現在はレストランやカフェ兼ウェディング施設になっている。
この日はこちらで、邸宅見学を兼ねてランチをすることに。
こちらの邸宅は江戸時代から約250年続く京の老舗企業であり、日本を代表する銅加工メーカー「三谷伸銅」の邸宅だったそう。
珍しい杢目が現れた入口の門の軒裏
玄関までのアプローチにはあかがね色の銅を使ったオブジェが点在。
玄関ホールの天井には新しいものだけど、孔雀の図柄の西陣織の天井画が描かれてた。
これは孔雀の羽を模した銅板で作った飾りのよう。
建物見学の前に食事をすることに。
見た目も美しい美味しいお料理だった。
デザートも斬新・・
みたらし味のキャラメリゼが乗った和と洋が融合したスィーツ。
ここで、しばしゆっくりと皆の夏休みの旅の話をいろいろ聞かせてもらった。
今年の夏は我が家は受験生がいるため、家族旅行はどこへも行けず軟禁状態なんでうらやましい・・
で、食後に貴賓室となってる部屋を案内してもらおうと思っていたのだが、
さすがに土曜なんでお部屋は使用中の為、外から眺めるのみに(涙)
貴賓室の外観はタイル貼りで、庭に面した扉には青銅の格子が入れられている。
扉上部にはステンドグラス。
正方形のタイルがびっしりと。
均一でない色味がいい味わいのタイル。
先ほど食事をしたお部屋をお庭から。
二階の床をぶち抜いて吹き抜けにしたという部屋は天井周りに赤金色の銅板が貼り巡らされているという斬新なしつらえ。
庭園には石橋がかかり、全て形の違った石灯籠が点在。
敷地700坪の広大な庭園には建物も点在している。
傾斜面に建てられていたようで、庭から見るとその傾斜を生かして建物が建てられているのがよくわかる。
こちらはカウンターで食事が頂けるというレストランに。
扉などは古い建具のまま使用されているという。
扉を透かして見ると、中には鮮やかな新しいタイルが使われていた。
新旧の融合も素敵だなあ
小高い位置に佇むのは望楼棟といわれる建物。
裏門から入ると望楼棟までの階段が目の前にのびている。
現在はブライダル用の控室やサロンなどとして使われているそう。
この日も残念ながら、打ち合わせで使われていたようで、中は見れず;
屋根や樋などに青銅がふんだんに使われている。
近くからは見えなかったが、通りの方から眺めると屋根の上には青銅の鴟尾が見える。
火除けのおまじないだそう。
建物そばにあったのはこんなタイルテーブル。
めちゃめちゃ鮮やかできれいな色のタイル!
テーブルの縁まできっちりと役物のタイルが使われてて、パーフェクト?なタイルテーブルだった。
係の方には暑い中、庭園内を親切に案内して頂き、貴賓室は心残りだったけど・・楽しいランチタイムだった。