京都市議会場一般公開へ行った日、わざわざ暑い中出かけたのも、ちょうど前日にTTK(タイル友の会)
調査部員による1件のタイル情報を得たからだった。
それは錦市場の近くに昨年にオープンしていたという築100年の町屋を改装したというクラフトビールのレストラン
「スプリングバレーブルワリー京都」。この中にある洋館にすばらしいタイルが潜んでいると。
はやる気持ちを抑えつつ、とりあえず、昼ごはんにとランチセットのピザと、せっかくなので
たくさんの種類のクラフトビールの中から、ジャズベリーのハーフサイズを頂くことに。
フルーティーで飲みやすかった。
後で洋館の中を見せて頂きたいと、受付のお兄さんにお願いしたら、了承頂けたので、
食後に案内してもらった。
中庭に面して洋館と主屋があり、お兄さんの話によると元木綿問屋の邸宅を改装して、その倉庫として使われていた部分が
レストランになったとのこと。
洋館は迎賓館として建てられたそうで、外壁もタイル貼り。
タイルが重なるように貼られているのは下見板貼りならぬ下見タイル貼り?!
2階の窓周りには凝った装飾の入ったタイル?テラコッタ?が巡らされている。
重厚な石造りのアーチに囲まれた入口の扉には雷紋装飾や扉や欄間にも中華風の意匠が。
扉を開けると、床にはタイル!タイル!タイルーー!
玄関スペースには織物のように敷かれたタイルが床を埋め尽くしてた。
網目状やヘリンボーン状に貼られたタイルは細かなラインの地模様が入っていて、木のような風合いも醸してた。
玄関の腰壁には大判のタイルが大きさ、形もランダムに貼り巡らされてる。
玄関にあった照明
この壁は何か剥がされたような?跡があるけど、何が貼られてたのか?
階段の上がり口にマットのように貼られてたタイルは大小の正方形のタイルを組み合わせて
ちょっとバラバラした感じに貼ってあるのが面白かった。
階段を上がったところのタイルは今度はモノトーンの網目状。
アールデコ調のステンドグラスも。
この日は雑誌か何かの取材で撮影が入ってるとのことだったが、少し部屋を見るのは大丈夫と言われていたのだが・・
ちょうどこの時は会議か何かの取り込み中だったようで、
なんと、この先の部屋は見ることができなかった~
調査部員の報告によると、部屋の中にはタイルが貼られた暖炉もあったようで・・
無念・・
食前に案内してもらえばよかった・・
お兄さんは申し訳なさそうにしてたが、、又の機会に来ることにします。
トイレや洗面所は新しいものだったが、洗面周りには渋いタイルが使われ、周りと調和していた。