アゲハチョウです。
このところのお天気は、ぐずついて気温も低く、かわいい蝶のイメージに合わ
ないですが、先日の晴れ間に、ベランダで見かけました。 割とすばしこい感じ
でしたが舞舞と飛んでいました。
アオスジアゲハは、ありふれた種類ですから、あちこちで見かけたりしますが、
こんな街中にも来てくれるんですね。 何年か前には、黒アゲハかカラスアゲハ
かわかりませんが、大きくて真っ黒な、それに、翅の後ろの先がぐっと伸びた
精悍な感じを思わせるようなスタイルのアゲハが、ベランダでひらひらと舞って
いました。
以前見た本によれば、ミカンなどの柑橘系の木によってくるようです。 クチ
ナシにもくるようです。鉢植えの、ミカンやレモン、クチナシに丸々と太った青
虫が精力的に葉を食べていました。
アオスジアゲハ
(ウイキペディアより)
(ネット画像より)
アオスジアゲハは、黒い翅の部分には黒い鱗粉がついているのですが、空色の
帯の部分には、鱗粉がなく薄い半透明の翅の膜そのものなんだそうです。
アゲハチョウ科アオスジアゲハ属に分類されたチョウだそうで、都市部でも
よく見られるとあります。
幼虫
(ネット画像より)
幼虫は、変り者で、防虫剤として使われていた樟脳の原料で、独特の香りのあ
るクスノキやその仲間の葉を食べるのだそうです。 そして新聞(読売6/7)にも
書かれていましたが、雄の翅も変わっているというのです。
雄の後ろの翅の付け根、腹が接するあたりが表側にクルリと巻いている部分が
あり、この中に1センチくらいある白い毛の束のようなのが入っているとか。その
機能や役割などはわかっていないそうですが、雌に求愛する際にこの白い毛のよう
なものを出す様子が観察されているとか。
ギフチョウ カラスアゲハ
(ともに、ウイキペディアより)
ナミアゲハ(よく見かけます)
(ウイキペディアより)
ウイキペディアに、アゲハチョウの分類を見てみますと、大きく3つの亜科に
分かれていて、ギフチョウはウスバシロチョウ亜科タイスアゲハ族、ナミアゲハ、
キアゲハ、クロアゲハ、カラスアゲハなどは、アゲハチョウ亜科のアゲハチョウ
族に分類されていました。
ここで取り上げたアオスジアゲハは、同じアゲハチョウ亜科のアオスジアゲハ
族に分類されています。同じアゲハチョウ亜科でも、その食草が、前者はミカン
科の木で、後者はクスノキ科、モクレン科の木なのだそうです。
3密ムードですが・・