蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

水無月  (bon)

2020-06-02 | 日々雑感、散策、旅行

 みなづき、6月に入りました。
  6月といえば、雑節の「入梅」が11日ですし、もともと雨の多い月であるのになぜ
“水
の無い月”と呼ぶのか、以前から不思議な気もしていました。思い切って、そ
のいわれを見
てみましたら、なんの! 「水の月」なのだそうです。 水がないど
ころか、水の月だという
のです。

 これは、梅雨がその理由にあったわけでなく、昔(旧暦)6月は、田植えが終わっ
て、田
に水を引き入れる(水で稲を保温する)時期であるところから‥ がどうも、
その由来のよ
うです。

             

 ところで、小石川後楽園ではもうすぐ、下図のような光景が見られるはずですが、
今年の
「はなしょうぶ祭り」は新型コロナで中止とのことです。 小石川後楽園は
昨日6/1より開
園されました。

     小石川後楽園のはなしょうぶ園
      (同HPより)
    (向こうに見えるかやぶきの建物は「九八屋」という江戸時代の酒亭で
   「昼は九分、夜は八分」から命名されているそうです。)

 神無月というのも、「神の月」の意味だそうです。連体助詞「な」で「の」に
あたるとあ
りました。

             

 しかし、なんだかんだといっているうちに、早や6月になり、ほとんどコロナの
月であっ
たような感じで、解除された後も、やや感染者増があるなど、待ちかねた
お店屋さんも、躊
躇しながら、しかし、背に腹が代えられない思いから営業を始め
ました。リーマンショック
などよりはるかに大きなダメージを受けた経済は、どの
ように回復するのでしょうか。

 学校もこの6月から再開したところが多いようですが、生徒は、どこか緊張したり、
落ち
着かないようで、今一つノリが悪いと報じられていました。

             

 「水無月」といえば、京都の和菓子にありますね。 特に好きということはあり
ませんが、
ういろうの上に大粒の小豆が載った三角形をした和菓子です。 ネット
によると、これを
6月30日に食べるとありました。 昔からの言い伝えで、(ネッ
トより)『 6月1日に氷を
食べて夏バテ予防を祈願するのは、元々室町時代の宮中
で行われていた行事でし
た。いわゆる暑気払いですが、当時の庶民には高級品であ
る氷を入手することは
できないのでその代わりとして、氷に似たお菓子を食べるこ
とで、夏バテ予防を
することにした。それが和菓子水無月の始まりで、三角形の形
は氷のかけらを表
し、小豆は邪気払いや悪魔祓いという意味です。本物の氷が手に
入らない庶民の
知恵で、水無月を食べることにより暑い夏を乗り切ると言った由来
があった。』と
あります。「夏越の祓え」に合わせて・・。

     水無月
      (ネット画像より)


 金沢にも似たような風習がありました。7月1日に「氷室饅頭」を食べるのです。
江戸の
ころ、毎年7月1日(旧6月1日)に氷室の雪氷を幕府に献上するしきたりが
あり、5代目
前田の殿様の頃に、お菓子屋の発案で、道中の無事を祈る饅頭が作ら
れたことに由来して
いるそうです。 こちらの饅頭は丸型(楕円)で中にこし餡が
入っています。

      氷室饅頭
      (ネット画像より)

 

 

カバー曲ですが・・

 

 

 

コメント
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