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蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

いんげん  (bon)

2021-04-04 | 日々雑感、散策、旅行

 昨日4月3日(旧暦)は「いんげん豆の日」なんだそうです。

 1673年5月19日(旧暦で4月3日)が、隠元禅師の命日で、この人がこの豆を日本
に持ってきたことから、この日をいんげん豆の日というそうです。
 隠元禅師はもともと、中国福建省の黄檗山萬福寺
の住職でしたが、1654年、63歳
の時に弟子20人他を伴って来朝したのです。その時、いんげん豆を禅の普茶料理の
材料として普及させたことから、禅師の名前をとり「いんげん豆」となったとあります。
 禅師は、後水
尾法皇そして徳川四代家綱公の崇敬を得て、京都宇治に寺地を賜り、
1661年に故郷中国と同名の黄檗山萬福寺を創建しました。

      隠元禅師
        (ウイキペディアより)

 宇治の黄檗山萬福寺には、かって、40年ほど前になりますが訪れたことがありま
した。なんでも「泡般若」(ビールのこと)を嗜んだ記憶があります。

 いんげん豆(隠元豆)は、マメ科の一年草で、別名、さいとう(菜豆)、さんど
まめ
(三度豆)とも呼ばれています。 このいんげん豆は、古代から南北アメリカ
で主要作物となっていたのが、コロンブスの2度目の航海の後にヨーロッパに持ち込
まれ普及し、特にフランスではこの豆の利用に熱心で、様々な料理を作ったそうで、
フレンチビーンなどと呼ばれているそうです。
 これが、16世紀末に中国に伝わり、17世紀に日本に伝わったと言われているとあ
りました。

       いんげん豆
        (ネット画像より)

 いんげん豆の種類には、金時豆(赤いんげん豆)、うずら豆、虎豆などがあり、
さらに、どじょういんげん、サーベルいんげん、モロッコいんげんなどの品種があ
ります。

 いんげん豆は、正しくは「さやいんげん」かもしれませんね。いんげん豆の代表
的な種に金時豆や白花豆がりますから、これらは鞘は食さず実だけを食べますね。

 また、いんげん豆は、栄養的には カロテン、B1・B2・B6・Cなどのビタミン、カ
ルシウム、鉄、亜鉛などのミネラル、食物繊維、タンパク質などの栄養素がバラン
スよくかつ豊富に含まれているのです。

           (ネット画像より)

 公益財団法人日本豆類協会というのがあるそうです。『小豆、いんげんまめ等の
豆類について、調査研究・試験研究の推進、生産改善技術等の普及及び食品として
の優れた特性に関する消費者への啓発を行うこと』などを目的として、1965年に設
立されています。(東京都港区赤坂)

 

 

 

 

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コメント (2)
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