蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

HとB  (bon)

2021-04-26 | 健康、医療

      緊急事態宣言が発出される前に、デパートに行っておこう、お酒も飲んでおこうと
      人出が急増して、どことも大賑わいだったそうです。 が、何のための時短営業や
      休業要請なのか、意識の低い人々がこれほど多いのには驚きました。

 

 Hはハード、Bはブラックなんですね。

鉛筆です。 なぁ~んだ!

 普通、ハードの反対は、ソフトなんでしょうけど、鉛筆の場合芯の硬さというか
濃さを表していますね。HBとか2Bとかあります。 子供のころには、筆箱にきれ
いに削ってもらった鉛筆が入って、消しゴムも入っていましたね。なつかしい~です。
 図画の時間などには、デッサンに太い(4Bくらいの)鉛筆を使いました。木炭
なども使って、消しゴムはパンでしたね。 高学年になって、製図をするときなど
は、ちょっと高めの鉛筆をマイナスのドライバーのように芯を削って、線を引きま
した。

        (ネット画像より)

 そんな鉛筆も、いつしかシャープペンシル(シャーペン)に代わって、その内ボ
ールペンになり、あるいは万年筆になったりして、鉛筆からずう~と遠ざかっしま
まいました。 大方の方々も、そうではないかと思います。 パソコンを使うよう
になってからというもの、これらの筆記用具の出番はかなり少なくなってしまって
います。

 私は、何年か前から、鉛筆それも、2B以上、それと消しゴムもたくさん買って
使っています。もちろんボールペンや万年筆も使います。

         

 で、このところ鉛筆、消しゴムを使うというのは、「数独」(ナンバープレイス)
をしているからなんです。数独を解くのは、鉛筆と消しゴムの合作なんですね。

      我が家の鉛筆など 
        

 前置きが長くなりましたが、先ごろ(4/20)の読売新聞に出ていたのを想い出
したのでした。 ネット記事なども参照しますと、この鉛筆の硬さ(濃さ)が変化
しているというのですね。
 1999年には、HBが43%でトップで、2Bは22%だったのが、20年後の2019年には、
HBは20%で2Bが51%と逆転の形だそうです。 子供たちの筆圧が弱くなったとか、
濃い方が、書きやすく文字の留め跳ねが表現しやすい、見えやすいなどが理由だと
ありました。最近の主流は、2B~6Bだそうです。

 日本工業規格(JIS)では、現在

 9H→8H→7H→6H→5H→4H→3H→2H→H→F→HB→B→2B→3B→4B→5B→6B

までの17段階あるそうです。
 鉛筆の芯は、黒鉛と粘土で作られ、黒鉛が多いほど濃く柔らかくなります。例え
ば、HBは、黒鉛と粘土の割合は70:30だそうです。黒鉛は炭素の顔料で、鉛ではな
いのですが、鉛という文字に惑わされて、誤って鉛が入っていると思われた時期も
あったそうです。Hは、hard  Bは、blackの意味で、Fはfirmあるいはfineの略だそ
うです。

 さらに、2008年頃から10Bから10Hまでの全22硬度の製品を、また最近では12Bま
での全24硬度の製品まであるそうです。

            

 ネットを繰っていますと、徳川家康の鉛筆が、現存する日本で最も古い鉛筆であ
るとされていました。 また、伊達政宗の副葬品の中からも鉛筆が見つかったとあ
りますから、少なくとも17世紀には鉛筆は使われていたようです。

 なお、消しゴムは1770年にイギリスで発明されたとありました。消しゴムの種類
もたくさんありますね。ゴムというけれど、プラスチック消しゴムが大流行ですし、
砂ゴムなどざらざらしたのもありましたね。

 鉛筆削りも、昔は小刀、安全カミソリ(片刃)、ナイフ、削り器、電動削り器な
どといろいろありました。 小刀で削るとき、大変良い香りがするので好きでしたね。

         (ネット画像より)

 鉛筆の、ほのぼのとした懐かしい想い出です。

 

 

唱歌「夏は来ぬ」

 

 

 

コメント
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