カレンダーの今日(4月8日)のところに『灌仏』と書かれています。
ウイキペディアを見ますと『灌仏会(かんぶつえ)、釈迦の誕生を祝う仏教行事
である。日本では原則として毎年4月8日に行われ、一般的には花祭りと呼ばれてい
る』とありました。
花まつり
(ネット画像より)
一般に釈迦の誕生日は中国暦の4月8日とされていますが、生まれた年がいつかは、
紀元前7世紀~5世紀などと、2百年もの差があり判然としていないのですね。
しかしまあ、仏様の中では唯一実在した仏陀で、その何年かに、母親マーヤー
(摩耶)が、出産のための里帰りの途中、ネパール南部の小さな村ルンビニという
ところで子供(釈迦族の王子:釈迦)を産みます。釈迦はマーヤーの右脇から生ま
れ出て7歩あゆみ、右手を上に、左手を下に向けて、『天上天下唯我独尊』と言っ
たと伝えられています。母親マーヤーは出産した7日後に死亡し妹によって育てら
れたと・・あります。
王子の身分でありながら、「生老病死」の苦悩その他の苦悩をどのように捉え、
解脱するかの法を求め29歳で出家するのです。 35歳で悟りを得て仏となったとあ
ります。 以来、45年もの長きにわたりインド各地を布教に努めたのち、80歳でサ
ーラ樹(沙羅双樹)の下で入滅されるのです。
釈迦は、仏教の開祖で、世界四聖人の一人に挙げられています。(世界四聖人:
ブッタ、イエス、孔子、ソクラテスまたはムハンマド)
釈迦の入滅後、釈迦の説法を受けた人々により教えをまとめ経典が作られてゆく
のです。 経典では、仏教が多様化するに従って、阿弥陀如来や薬師如来、密教の
最高仏・大日如来などが登場してくるのです。
釈迦如来 (室生寺 弥勒堂)
(ウイキペディアより)
日本では、明治 5年の新暦導入後、4月8日を、花の季節でもあるところから「花
祭り」の呼称で宗派を問わず灌仏会として行事が行われてきました。 仏なのに
「祭り」というのもいかにも日本的ですが、花で飾った花御堂の中で甘茶を満たし
た灌仏桶の中央に釈迦の誕生仏像を安置し、柄杓で甘茶を掛けて祝います。
仏教の発祥の地、インドでは、現在では仏教徒は1%未満くらいだそうで、ヒン
ズー教が8割で、続いて イスラム教、キリスト教などだそうです。
ネット調べでも、釈迦に関する記事は膨大で、また理解が難しく、そのサワリだ
けを上述しました。
花まつり「 仏教絵本 お釈迦さま」