加齢や運動不足で筋力が低下してきますが、声帯も同じなんだそうです。
私自身も、リタイヤしてかなり経ちますしこのところのコロナ禍で、会話の機会
が一挙に少なくなったせいか、声がかすれたり大きな声が出なくなっているように
感じています。 実際、巣ごもりばかりですから、声を出す機会が大幅に少なくな
り、家の中で大声を出すことなど先ずありませんから、さぞかし声帯が弱ってきて
いるのでしょう。
仕事人間だった頃は、途切れのない会話、多い会議に飲み会、果てはカラオケと
声を出す機会は、十分にありました。 その頃にも、声を使いすぎるとのどが痛く
なり、声の調子がよくなくなったり、もともと声帯が弱いと感じていることもあり
ましたが、最近では特に声が小さくかすれていると感じているのです。
定期購入しているサプリの会社から送られてきた小冊子の特集に、「声トレ」が
取り上げられていました。(監修:萩野仁志氏、はぎの耳鼻咽喉科院長,町田市)
小冊子のほかネット記事などから、以下に声トレについて参考になった部分をア
ップしました。(ここにアップした例の他、ネットには、たくさんのトレーニング
がありますので、興味のある方は参考にされては如何でしょうか)
声やのどが衰えているサインとして、
①以前に比べて声が小さくなった
②声がかすれやすい
③食事中にむせることがある
が挙げられていましたがどれも当てはまるので、これはもうまさしく“声煩い”な
んですね。 声帯や声帯の周りの筋力の低下が原因だそうです。
声帯は、声を出す機能の他、「気管に蓋をする」働きがあり、物を食べたり飲ん
だりするときに誤って気管にそれらが入らないよう、少し上にある咽頭蓋と共に作
用しているのだそうです。 この筋力が低下すると、誤嚥や誤嚥性肺炎のリスクが
増えることになるのです。
ネット記事では、もっぱらビジネスなど人との会話における好印象を保つための、
若々しくハリのある、よくとおる艶やかな声を目指して、「声トレ」のテキストや
コンサルに関する内容が目立ちました。 確かに、つややかな丸みのある美しい声
には憧れがあります。
歌手や合唱団などでボイストレーナーとあるのは、日頃から正しい発声練習をす
るための指導者なんですね。やはりそのようにトレーニングすることで美しい声が
保たれるのですね。
で、小冊子のトレーニングには次のような方法が紹介されていました。
①正しい姿勢と上腹部呼吸 の基本トレ
・腹式呼吸 腹式だからといって、息を吸うときに下腹部を膨らませるのはダメ
で上腹部を膨らませるのだそうです。むしろ下腹部はへこませるのですね。背筋を
伸ばすことが大事だとあります。
・深呼吸ストレッチ 肺や横隔膜のある上腹部を広げて深呼吸をする。下腹部を膨
らませるのは間違いです。
・プッシング法 胸の前に両手を合わせて、手のひら同士を押しながら「あ~」と
声を出す。 また、壁に両手を突いて力を入れて押し当てて、「あ~」声を出す。
②会話が声と喉の若さを保つ
・コロナ禍で対面会話が難しい場合は、オンライン会話も取り入れる。普段から
積極的に会話の機会を持つようにする。
・あーいーうーべー体操 あ・い・う・べー(舌を出す)と声を出して繰り返す。
・一人カラオケも お風呂で歌うのもいいかも
③ネットにもいろいろ
・のどぼとけのトレーニング 姿勢を正して、「おツ」という感じでのどぼとけ
を下げる。 声を出さなくてもOK。10回くらいで1セット。
・あくびのように、のどの奥を広げる。
このほか、ネット(youtubeなど)にはたくさんのトレーニングが分かりやすく
解説されていました。
これらを見ているうちに、カラオケ好き向きに、もっと高い音を出したい、丸み
のある声で歌いたい・・そんな要望に応えるようなトレーニングがたくさんありま
した。
ネットにあった例として・・
息が続かない・響かないを改善!『息もれ声』を直す歌声ボイトレ法