蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

『誰もいない海』  (bon)

2021-07-09 | 日々雑感、散策、旅行

 先日、ブログ記事の中で『ろくでなし』の言葉の語源などを取り上げた時、どう
しても歌の『ろくでなし』(越路吹雪がお得意の)が避けられず、そのブログに張
り付けたyoutube音楽も越路吹雪の定番を載せました。

 ありがたいことにこのブログ記事にコメントをいただき、その中に『誰もいない海』
も好きな歌・・とありました。 私も好きな歌の一つで、この『誰もいない海』
には、
確か何かの話題があったような思いがしましたので、「いつかこの歌について記事
アップします。」とコメント返信しました。
 この“何かがあった”を書こうと思って・・。

         (ネット画像より)

 確か、この歌には“何かがあった”・・という判然としない記憶が妙に残って離
れずいましたので、とうとう先ごろ、「それはいったいなんだったのか?」を確か
めるためにネットを繰ってみました。
 あぁ、そうだったんだ!
 (大したことではなかったのですが、判明した事柄をまとめてみました。)

           

 『誰もいない海』 作詞:山口洋子 作曲:内藤法美

   ♬ 今はもう秋 誰もいない海
     知らん顔して 人は行きすぎても
     私は忘れない 
         海に約束したから
     辛くてもつらくても 
         死にはしないと ・・

 

 ウイキペディアにありました。
『 1967年(昭和42年)NETの『木島モーニングショー』に出演していた歌手のジェ
リー伊藤の「今週の歌」のために書かれた曲』 とありました。
 なので、当然ワイドショーでは、ジェリー伊藤のあの太いバリトン調の歌声が流
れていたのでしょうが、私には記憶がありません。 翌年、シャンソン歌手の大木
康子という人がシングル盤を出しているとありましたが、こちらも聴いたことはあ
りませんでした。
 1970年にトワ・エ・モアが出したシングル盤が大ヒットしましたから、これはよ
く知っていますし、大方の方もこちらの記憶があると思います。 翌年に、オリジ
ナル歌手のジェリー伊藤からもシングルが発売されているとありました。

 

 で、作詞者の山口洋子は、あの『よこはまたそがれ』(五木ひろし歌)を作詞した
人とは別人で、1933年神奈川県生まれの詩人で、詩集『館と馬車』などを発表して
いるとあります。
『よこはまたそがれ』の山口洋子は、名古屋市出身で、2014年に77歳で他界されて
います。 私がひっかかっていたのはこのことだったのです。

 そして、作曲者:内藤法美は、越路吹雪の夫なんですね。

         (ネット画像より)

 トワ・エ・モアと同時に越路吹雪もレコーディングしており、共に聴いたことが
あります。

 また、この歌をカバーしている人はたくさんいて、主な人だけでも、芹洋子、倍
賞千子、
テレサ・テン、中村美津子、石原裕次郎 らがいます。

 

 

 youtubeからの歌は、トワ・エ・モアと越路吹雪の両方を挙げておきます。
オリジナルのジェリー伊藤のこの歌は残念ながら探せませんでした。

越路吹雪 誰もいない海

 

誰もいない海 トワ・エ・モワ

 

 

 

コメント (2)
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