昨日(6/6)は二十四節気の「芒種」でした。
拙ブログにこれまで、「芒種」を取上げていたか調べてみましたら、2015.
6.8に「芒種と入梅」、2019.5.22に「小満」があり、この記事の出だしに、
『立夏→小満→芒種→夏至と進み、いよいよ夏の到来です。』とありました。
芒種(ぼうしゅ)は、定気法では太陽黄経が75度の時で、6月6日ごろとあり
ますが、今年はその6月6日です。5日のこともあり、来年は5日がそうですね。
「芒」は訓読みで「のぎ」といって、イネ科植物の果実を包む穎(えい)、
つまり稲でいう籾殻にあるとげのような突起を持った植物とあり、その種を
蒔くころ との意味なんですね。
のぎ
(ネット画像より)
普通「のぎ」は、米を指していて日本では水田に直接種をまかず、苗代で
育ててから田植えをする方法ですが、米は寒冷に弱い性質をもっていたため、
この時期に種をまいていたのですね。品種改良の進んだ現在は、もっと早く
行われていますね。
園芸友の会の遠隔地(大阪・堺)からの参加メンバーで、お米を作っている
人がいますが、毎年6月10日前後が田植えの時期であるといっていました。
彼の場合は、種を蒔くのではなく、苗を購入してそれを田植え機に載せて植
えて行くのだそうです。
少し脱線しますが、彼の話から、最近の進化した田植え機の実態をご披露
しますと、機械で苗を植え付けると同時に、すぐ横からサッと肥料がその根元
あたりに入るようになっているのだそうです。 そして、なんと! その
肥料粒にはコーティングが施されていて、すぐに水に溶けて肥料になる粒子と
1か月後くらいに溶け出すコーティング粒子などがあって、田植え後には施肥
する必要がないとのことなんですね。
さらによくできていることがあるのです。除草についても、実に便利に出来
ていて、やはり粒状の物をサッと一面にまき散らすだけだというのです。
この粒状の物が沈んで田んぼの水に溶けて幕を張り、雑草が生えてこないよう
な仕掛けになっているというんですね。 驚きました。
(ネット画像より)
芒種の期間の七十二候は、次のようにありました。
・初候 螳螂生(とうろう しょうず) :蟷螂 (カマキリ)が生まれ出る。
・次候 腐草為蛍(ふそう ほたると なる) : 腐った草が蒸れ蛍になる。
・末候 梅子黄(うめのみ き なり) : 梅の実が黄ばんで熟す。
芒種から夏至までの15日間の自然界の移り変わりを、繊細なタッチでよく
観察されていることに改めて感心させられます。 その昔は、蛍は朽ちた草
から生まれてくると思われていたのですね。
(ネット画像より)
五月雨(さみだれ)は、陰暦の5月頃に降り続く雨、いわゆる梅雨(つゆ)
のことなんですね。
ネットを繰っていましたら、ウイスキーが出てきました。
本社は東京にあるようですが、北海道厚岸に蒸溜所を持ち、ウイスキーの
原料となる大麦を厚岸内で栽培し、ピートや熟成のための木樽も含めてすべて
厚岸産でおこない、将来的には「厚岸オールスター」のウイスキー造りを目
指している「堅展実業㈱」という会社が国産ウイスキーを製造販売している
のです。 で、
厚岸ウイスキー二十四節気シリーズの第3弾として、「シングルモルトジャ
パニーズウイスキー芒種」(AKKESHI Single Malt Japanese Whisky Boushu)
を2021.5.28に発売していました。第1弾は「シングルモルトウイスキー寒露」
2020.10.28、第2弾「ブレンデッドウイスキー雨水」を2021.2.28 という具合
です。 2022年には「厚岸ブレンデッドウイスキー処暑」がワールド・ウイ
スキー・アワード2022の「ワールドベスト・ブレンデッドウイスキー」部門
で世界最高賞を受賞したとありました。
「ウイスキー芒種」がヤフオクなどに出ていて、1万本製造のせいか、凄い
高値が付いていました。
(国産ウイスキー辞典より)
若い頃よく口にしたウイスキーも、このところ というか最近ではほとんど
口にしていないですね。もともと、そんなに左党ではないですが、ウイスキー
のあの香りは魅力的ですね。ブランデーもいいですけど・・。
とんだ方向に発展してしまいましたが、「五月雨」の時期なんですね。
農家の方は田植えの最も忙しい時季でもあるのですね。
用二胡高八度演奏抖音神曲«芒種»接到光年之外 Mang Chủng - Âm Khuyết Thi Thính | 一想到你我就胡胡胡胡胡胡~